12月22日(土)よりユーロスペースほかにて順次公開される映画『おだやかな日常』。本作は、「ふゆの獣」で第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞した内田伸輝監督の最新作で、先日行われた釜山国際映画祭に正式出品され、絶賛を受けた。そしてこの度、本作が2013年1月よりオランダ・ロッテルダムで開催される第42回ロッテルダム国際映画祭に正式招待されることが決定。カンヌ、ベルリン、ロカルノなどと並ぶ、ヨーロッパで最も重要な映画祭への出品で、さらに注目を集めることになりそうだ。
映画『おだやかな日常』は、3.11以降様々な形で語られてきた「震災」を、より“子供”と“女性”に寄り添う形で、わたしたちの「これから」を語る物語を綴る。同じマンションに暮らす2組の家族を通して、誰もが感じている、情報や放射能といった「目に見えないもの」への不安や苛立ちを掬い取り、絶望のうちに希望を見出す姿を鮮烈に描いている。映画「歓待」につづいてプロデューサーも務めた杉野希妃と「苦役列車」などに話題の映画にも出演している篠原友希子が、葛藤しながらも強く成長していく2人の女性をしなやかに演じきっている。
2011年3月11日、東京近郊。同じマンションの別の部屋に住むユカコとサエコ。その日もほかの日と同じ日常が続くはずだった。地震とその後起こる放射能事故がなければ、通路で挨拶を交わすだけだった。そんな2人の人生が、思いもよらぬ形で交錯していく。福島原発から漏れだす放射能は、ユカコの生活を少しづつ蝕んでいく。日常に入りこんでくる放射能を遮断できない苛立ちと不安は、夫との関係に揺らぎをもたらす。一方、震災直後に別の女性の元へ行ってしまった夫を頼ることもできず、ただ一人、子供を守らなければならないサエコは、娘の通う保育園での放射能事故の対応で徐々に周囲から孤立していく。やがて サエコはその不安からある事件を起こしてしまうのだった……。
[監督]内田伸輝プロフィール
ドキュメンタリー「えてがみ」でぴあフィルムフェスティバル2003審査員特別賞、第28回香港国際映画祭スペシャルメンションを受賞。初の長編劇映画「かざあな」で第8回TAMA NEW WAVEグランプリ、ぴあフィルムフェスティバル2008で再び審査員特別賞を受賞、第27回バンクーバー国際映画祭コンペティション部門に正式招待される。2010年、長編劇映画2作目となる「ふゆの獣」で第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を獲得。第40回ロッテルダム国際映画祭や第35回香港国際映画祭、第13回台北映画祭など数多くの映画祭に招待され話題を呼んだ。
[主演&プロデューサー]杉野希妃プロフィール
慶應義塾大学在学中にソウルに留学。2006年、韓国映画「まぶしい一日」宝島編主演で映画デビュー。2008年に「クリアネス」(篠原哲雄監督)に主演。2010年には3作品を主演兼プロデュース。「歓待」(深田晃司監督)は東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞、プチョン国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞を受賞した。2011年、第24回東京国際映画祭アジアの風部門で「杉野希妃〜アジア・インディーズのミューズ」という特集が組まれ、第33回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞、おおさかシネマフェスティバル2012の新人女優賞を受賞。2012年は「大阪のうさぎたち」(イム・テヒョン監督)が公開、「ほとりの朔子」(深田晃司監督)、「女優は女優である」(杉野希妃・太田信吾監督)等が公開待機中。
■『おだやかな日常』
2012年12月22日(土)よりユーロスペースほかにて公開
2012年/日本、アメリカ/カラー/102分/HD/Stereo
【監督・脚本・編集】内田伸輝
【エグゼクティブ・プロデューサー】小野光輔
【プロデューサー】杉野希妃、エリック・ニアリ
【製作】「おだやかな日常」製作委員会
【制作・配給・ワールドセールス】和エンタテインメント
【出演】杉野希妃、篠原友希子、山本剛史、渡辺杏実、小柳友、渡辺真起子、山田真歩、寺島進
映画『おだやかな日常』は、3.11以降様々な形で語られてきた「震災」を、より“子供”と“女性”に寄り添う形で、わたしたちの「これから」を語る物語を綴る。同じマンションに暮らす2組の家族を通して、誰もが感じている、情報や放射能といった「目に見えないもの」への不安や苛立ちを掬い取り、絶望のうちに希望を見出す姿を鮮烈に描いている。映画「歓待」につづいてプロデューサーも務めた杉野希妃と「苦役列車」などに話題の映画にも出演している篠原友希子が、葛藤しながらも強く成長していく2人の女性をしなやかに演じきっている。
2011年3月11日、東京近郊。同じマンションの別の部屋に住むユカコとサエコ。その日もほかの日と同じ日常が続くはずだった。地震とその後起こる放射能事故がなければ、通路で挨拶を交わすだけだった。そんな2人の人生が、思いもよらぬ形で交錯していく。福島原発から漏れだす放射能は、ユカコの生活を少しづつ蝕んでいく。日常に入りこんでくる放射能を遮断できない苛立ちと不安は、夫との関係に揺らぎをもたらす。一方、震災直後に別の女性の元へ行ってしまった夫を頼ることもできず、ただ一人、子供を守らなければならないサエコは、娘の通う保育園での放射能事故の対応で徐々に周囲から孤立していく。やがて サエコはその不安からある事件を起こしてしまうのだった……。
[監督]内田伸輝プロフィール
ドキュメンタリー「えてがみ」でぴあフィルムフェスティバル2003審査員特別賞、第28回香港国際映画祭スペシャルメンションを受賞。初の長編劇映画「かざあな」で第8回TAMA NEW WAVEグランプリ、ぴあフィルムフェスティバル2008で再び審査員特別賞を受賞、第27回バンクーバー国際映画祭コンペティション部門に正式招待される。2010年、長編劇映画2作目となる「ふゆの獣」で第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を獲得。第40回ロッテルダム国際映画祭や第35回香港国際映画祭、第13回台北映画祭など数多くの映画祭に招待され話題を呼んだ。
[主演&プロデューサー]杉野希妃プロフィール
慶應義塾大学在学中にソウルに留学。2006年、韓国映画「まぶしい一日」宝島編主演で映画デビュー。2008年に「クリアネス」(篠原哲雄監督)に主演。2010年には3作品を主演兼プロデュース。「歓待」(深田晃司監督)は東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞、プチョン国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞を受賞した。2011年、第24回東京国際映画祭アジアの風部門で「杉野希妃〜アジア・インディーズのミューズ」という特集が組まれ、第33回ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞、おおさかシネマフェスティバル2012の新人女優賞を受賞。2012年は「大阪のうさぎたち」(イム・テヒョン監督)が公開、「ほとりの朔子」(深田晃司監督)、「女優は女優である」(杉野希妃・太田信吾監督)等が公開待機中。
■『おだやかな日常』
2012年12月22日(土)よりユーロスペースほかにて公開
2012年/日本、アメリカ/カラー/102分/HD/Stereo
【監督・脚本・編集】内田伸輝
【エグゼクティブ・プロデューサー】小野光輔
【プロデューサー】杉野希妃、エリック・ニアリ
【製作】「おだやかな日常」製作委員会
【制作・配給・ワールドセールス】和エンタテインメント
【出演】杉野希妃、篠原友希子、山本剛史、渡辺杏実、小柳友、渡辺真起子、山田真歩、寺島進