普段からエコロジー活動を実践しているというジャッキー・チェン。公開前から話題の映画『十二生肖（英語タイトル：ＣＺ１２）』の撮影現場でももちろん心がけていたようで、数々のエピソードが明らかになった。
ジャッキーは、数年前に砂漠地帯を訪ね、少量の水を求め長時間歩く子ども達の姿を見てエコを意識するようになったという。撮影でホテル住まいが日常になっているが、「部屋は週に１度の清掃で良い」、「タオルは４日以上使った後に交換」などとホテル側にリクエスト。石けんは使い切って新しい物をもらい、スリッパは長く履き続けている。自宅では息子 ジェイシー・チャンが電気を消し忘れる事に腹を立て、電力会社に特別に調整してもらい、自分の電気代は払うようにと言い渡した過去もあったそう。
２００９年の『ラスト・ソルジャー』撮影時の中国での現場では、トイレで小を済ませる度に共演者のワン・リーホンやスタッフにもトイレに行くように声をかけ、１２人が使った後に水を流すルールを決めていたそうだ。「強要するタイプの潔癖症」とスタッフたちに指摘されており、ジャッキー本人も認めている。「トイレを使うと、１回につき１．５リットルの水を消費する。１０回だと１５リットルというすごい量！ 手を拭くためのペーパーだって、ちょっと拭いたら捨てる人がほとんどだし、中には無駄に７～８枚も取る人がいる。だから僕はトイレの後は指しか洗わず、ティッシュペーパーの４分の１を使って拭くだけ。それを４回使って捨てるんだ」というのが、ジャッキー流の取り組みらしい。
１２月に中国での公開が予定されている最新作、『十二生肖』のロケで台湾に来た時には、「中国の複数の都市で使っていた石けんを持参し、長期滞在にも関わらず使ったスリッパは１足のみ」と明かした。台湾の主なロケ地は先住民が住む、台東だったという本作。エコなジャッキーの姿がスクリーンから伝わってくるだろうか！？（編集担当：饒波貴子）
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