DVRと呼ばれるデジタルレコーダーの普及により、アメリカのテレビ業界が転換期にきていると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
ニールセンの調査によれば、アメリカの1億1420万世帯のうち、現在では5030万世帯にDVRが普及している。このため、ライブでテレビを鑑賞せずに、後から視聴する人が急増しているという。たとえば、J・J・エイブラムスが制作総指揮を手がける新ドラマ「レボリューション(原題)」のライブ視聴者数は920万人であるのに対し、DVRやVOD(ビデオ・オン・デマンド)、オンラインで視聴する人は500万人近くになる。
DVRのおかげで番組を見逃す人が減るため、総視聴者数はアップするものの、録画番組の場合はCMが飛ばされてしまうケースが増える。広告を出稿する側としては、新作映画や新製品など、放送時期に合わせたCMを用意しているため、これは由々しき問題といえる。
DVR率が高いのはドラマ番組で、スポーツ番組や授賞式番組などは生放送で鑑賞する視聴者が大半を占めることから、今後は生放送番組にタイムリーなCMが流れていくと考えられる。ただし、ドラマ番組の広告収入は減ることになるが、全体の視聴者数は増加するため、マイナスにはならないとの見方もある。
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