俳優復帰クリント・イーストウッドが日本に向けて貴重なメッセージ

「許されざる者」と「ミリオンダラー・ベイビー」で、2度にわたってアカデミー賞作品賞と監督賞のダブル受賞を果たしたクリント・イーストウッド。2008年の「グラン・トリノ」以来、俳優復帰を飾り、自身が監督していない作品としては実に19年ぶりとなる新作「人生の特等席」（11月23日公開）の特別予告編がweb限定で配信、イーストウッドが日本へ向けてコメントをしている。

「もう積極的に役は探さない」と語り実質的な俳優引退宣言を行なっていたイーストウッドが、生涯ただひとりの弟子と認めたロバート・ロレンツが初めてメガホンを取る作品で主演俳優として出演した。「ガス（役名）は、これまで私が演じてきたいろいろなキャラクターの要素をもっている。『ミリオンダラー・ベイビー』のフランキー・ダンに似たとこがあるし、『グラン・トリノ』のウォルト・コワルスキーには多くの点で似ている。私は自分の年齢層のキャラクターを演じている限りはそこに変化を付けられるし、その性格付けはある程度自然に伴ってくるものだ」と語り、まさにイーストウッドの映画人生を、そして現在82歳である彼のリアル人生を投影した演技で1人の男の人生を体現。

今回配信された貴重な特別予告編の冒頭には、珍しくイーストウッド本人が登場。「日本のみなさんこんにちは、私の最新作『人生の特等席』がまもなく公開を迎えます。お近くの劇場でお楽しみください」と、映画界のレジェンドから日本に向けて嬉しいメッセージが寄せられている。



　10月20日（土）～28日（日）開催の第25回東京国際映画祭の公式クロージング作品としての上映が決定した「人生の特等席」は11月23日（金）より全国ロードショー。


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