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「本木さんと友情を育みたい」アカデミー賞候補のアン・リー監督

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 本年度アカデミー賞に11部門でノミネートされた「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を引っ提げ来日中のアン・リー監督が、17日、記者会見を開いた。

<フォト特集>第85回アカデミー賞ノミネート主要部門一挙紹介

 「本作は少年の成長物語であり、空想の力、そしてイノセンスの喪失を描いている」と述べ、「とても特別なプロジェクトで、完成させられただけでとても満足しています」と挨拶したアン・リー監督。

 「ライフ~」の原作は、世界的な文学賞であるブッカー賞に輝くベストセラー小説。インドで動物園を経営していた家族とともにカナダへ航行中に難破し、ひとり生き残った少年パイが、乗り込んだ救命ボートでどう猛なベンガルトラと共に大海原を漂流した日々を、圧倒的な映像美と深いドラマによって綴る。

 製作にも名を連ねている監督。ノミネートの11部門の中には、作品賞・監督賞も含まれており、「ブロークバック・マウンテン」の監督賞受賞に続いてのオスカー獲得に注目が集まるが、監督は「プレッシャーは感じていない」という。

 「確かにアカデミー賞は世界で最も大きな賞で、世界中の人が注目しています。でも最も優れた作品が受賞するのかというと、そうとは限りません。ただ、同業者に認められる満足感と世界中が見守る中で感謝を述べられる名誉ある場ではありますね」と冷静にコメント。

 しかし「ライフ~」を唯一上回る12部門でノミネートされた「リンカーン」について問われると、「『リンカーン』なんて目じゃないよ(笑)」と冗談交じりに返し、「『ライフ~』は俳優たちに支えられた作品でもあります。少年パイも成長したパイも素晴らしかった。だから本来なら、11部門ではなく(主演男優・助演男優を含む)13部門でノミネートされるべきでしたね」と本音を漏らした。

 日本語吹き替え版で大人になったパイの声をあてた本木雅弘については次のように告白。「『シコふんじゃった。』の頃からファンでした。非常に繊細な部分を表現できるアーティストだと思っています。『おくりびと』は、私は2回、妻は8回観ましたよ」。さらに「機会があれば、ぜひ一緒に仕事をしたい。本木さんとは今後も友情を育んでいきたいですね」と将来、仕事で組む可能性を示唆した。

 「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は2013年1月25日(金)全国ロードショー

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