みなさんは「タイムシェア販売」という不動産の売買方法を知っていますか? 海外ではメジャーなシステムで、特にアメリカで多く採用されています。日本ではまだまだメジャーではありませんが、新しい物件の購入方法として、少しずつ注目されています。今回はこのタイムシェア販売は一体どういうものなのか、不動産業者に聞いてみました。
――早速ですが、タイムシェア販売というのはどういうものなのでしょうか?
タイムシェア販売というのは、物件を使用する権利を売り買いするものです。簡単に言うと、「毎年ある一定の期間だけその物件に滞在できることができる権利」を買うということですね。リゾートマンションなどの売買で使われている方法です。
――例えば「1年のうち1週間だけその物件を自由にできる権利」みたいな感じですか?
そういうことです。会社によって期間などの違いはありますが、タイムシェアとは基本的にそんな感じですね。
――タイムシェア販売のメリットはどんな所ですか?
まずはお金ですよね。別荘を購入する場合、数千万円の費用がかかりますし、せっかく購入しても1年のうち数ヵ月も住まないですよね。その点タイムシェアならだいたい数百万円で権利を買うことができますからね。
――滞在する期間が一緒なら、安い方がいいですね。
あとは旅先でも普通の家に滞在できる点も大きいですね。ホテルに宿泊する場合だと、だいたいの部屋はワンルームでお風呂も狭い、キッチン設備なんかありませんよね。ところがタイムシェアでリゾートマンションやリゾートハウスを購入している場合、ホテルよりも快適な場所に滞在することができます。自分好みの物件を購入しているなら、なおさらうれしいですよね。
――なるほど。旅先でも窮屈な思いをしないで済むわけですね。この権利は購入すればずっと有効なんですか?
タイムシェア販売といっても、ちゃんと自分の不動産として登記されますし、所有権も家族に譲渡することが可能です。家を買うことに変わりはないですから、基本的に永代利用することができます。なので固定資産税が発生しますよ。
――使いきりのような形ではないのはいいですね。このタイムシェア販売は海外ではメジャーだそうですが、いつくらいから広まったのですか?
約50年ほど前にヨーロッパのリゾート地で初めて採用され、その後アメリカに渡り広がったシステムです。日本では2000年代になってからホテルで有名な『ヒルトン』がこのタイムシェアでのリゾート物件の販売を展開していますね。
――日本ではまだまだ新しい販売方法なのですね。
そうですね。日本ではまだまだこれからだと思いますよ。別荘を買うお金はないけど、リゾートに家が欲しい!という人にはうってつけのシステムなので、もしかしたら今後大きく成長するかもしれませんね。
――なるほど。今後、要注目ですね!
「毎年リゾート地に行く!」という人は毎回のホテル代を考えると権利を購入した方が安くなるケースも中にはあるそうです。別荘なんて夢のまた夢……と思ってしまいますが、タイムシェア販売なら思ったよりも手軽に夢の別荘を手に入れることができるかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)
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――早速ですが、タイムシェア販売というのはどういうものなのでしょうか?
タイムシェア販売というのは、物件を使用する権利を売り買いするものです。簡単に言うと、「毎年ある一定の期間だけその物件に滞在できることができる権利」を買うということですね。リゾートマンションなどの売買で使われている方法です。
――例えば「1年のうち1週間だけその物件を自由にできる権利」みたいな感じですか?
そういうことです。会社によって期間などの違いはありますが、タイムシェアとは基本的にそんな感じですね。
――タイムシェア販売のメリットはどんな所ですか?
まずはお金ですよね。別荘を購入する場合、数千万円の費用がかかりますし、せっかく購入しても1年のうち数ヵ月も住まないですよね。その点タイムシェアならだいたい数百万円で権利を買うことができますからね。
――滞在する期間が一緒なら、安い方がいいですね。
あとは旅先でも普通の家に滞在できる点も大きいですね。ホテルに宿泊する場合だと、だいたいの部屋はワンルームでお風呂も狭い、キッチン設備なんかありませんよね。ところがタイムシェアでリゾートマンションやリゾートハウスを購入している場合、ホテルよりも快適な場所に滞在することができます。自分好みの物件を購入しているなら、なおさらうれしいですよね。
――なるほど。旅先でも窮屈な思いをしないで済むわけですね。この権利は購入すればずっと有効なんですか?
タイムシェア販売といっても、ちゃんと自分の不動産として登記されますし、所有権も家族に譲渡することが可能です。家を買うことに変わりはないですから、基本的に永代利用することができます。なので固定資産税が発生しますよ。
――使いきりのような形ではないのはいいですね。このタイムシェア販売は海外ではメジャーだそうですが、いつくらいから広まったのですか?
約50年ほど前にヨーロッパのリゾート地で初めて採用され、その後アメリカに渡り広がったシステムです。日本では2000年代になってからホテルで有名な『ヒルトン』がこのタイムシェアでのリゾート物件の販売を展開していますね。
――日本ではまだまだ新しい販売方法なのですね。
そうですね。日本ではまだまだこれからだと思いますよ。別荘を買うお金はないけど、リゾートに家が欲しい!という人にはうってつけのシステムなので、もしかしたら今後大きく成長するかもしれませんね。
――なるほど。今後、要注目ですね!
「毎年リゾート地に行く!」という人は毎回のホテル代を考えると権利を購入した方が安くなるケースも中にはあるそうです。別荘なんて夢のまた夢……と思ってしまいますが、タイムシェア販売なら思ったよりも手軽に夢の別荘を手に入れることができるかもしれませんね。
(貫井康徳@dcp)
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