映画『夢売るふたり』の西川美和監督、ロンドン映画祭で蜷川実花と初対面!

西川美和監督が第56回ロンドン映画祭に映画『夢売るふたり』を正式出品し、現地時間の12日、公式上映に合わせて舞台あいさつをおこなった。

また、同映画祭で『ヘルタースケルター』を出品していた蜷川実花との初めての対面も果たした。

ロンドン入りしたばかりの西川監督は観客に混じって、作品をじっくり鑑賞。

普段はクールな監督も「ロンドン映画祭に参加するのは初めて」と感情をあらわにし、「日本でも女性の生き方の選択肢が広がっている。

夫を支えながら生きている古風な女性もいれば、男性の分野だった仕事にも女性が進出している。

世界中で急速に選択肢が広がり、生き方が多様化しているので社会の受け皿が整っていない。

自分も含め、30～40 代の女性たちは手にいれた自由をどうしていいかわからないで当惑している。

そこを今回スクリーンにしっかりと焼き付けてみたかった」と作品に込めた思いを語った。

同じく渡英していた蜷川監督と西川監督は、女性監督であることや、イニシャルがMNなど共通点も多い。

2人が対面したのはこの日が初めてで、スケジュールの都合上、長い時間を共にすることはできなかったものの、日本を代表して参加した映画祭で、互いの健闘をたたえ合っていた。

現在上映中の映画『夢売るふたり』は、火事ですべてを失った夫婦が金策のために結婚詐欺をはたらき、その嘘の繰り返しがやがては夫婦間のもつれへとつながっていく衝撃のラブストーリー。

松たか子、阿部サダヲ初共演、第37回トロント国際映画祭での上映など公開前から話題になっていた。

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