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西島秀俊×阿部寛がフランス映画「メモリーズ・コーナー」で共演!

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 俳優の西島秀俊と阿部寛が、フランスの新人女性監督オドレイ・フーシェの「メモリーズ・コーナー」に出演することがわかった。阪神・淡路大震災後の日本をテーマにした作品で、阿部はフランス人記者と恋に落ちる男性を、西島は記者の通訳を演じる。

 ダルデンヌ兄弟のカンヌパルムドール受賞作「ある子供」で脚光を浴びた若手女優デボラ・フランソワが扮する、女性ジャーナリストのアダは、阪神・淡路大震災の10数年後、記念式典の取材で神戸を訪れ、震災の後遺症に悩む男、石田(阿部)と出会う。アダは通訳の岡部(西島)に石田が現生の男ではないと忠告されるが、石田の不思議な魅力にひかれていく。國村隼、塩見三省、倍賞美津子らが共演する。

 フーシェ監督の母親の友人だった日本人が震災の数年後に孤独死したことが、本作のテーマ設定のきっかけだという。そして、昨年の東日本大震災の惨状をニュースで目の当たりにし、災害がもたらす悲劇を語り継ぐべきだと決意、「被災者の方々は、家や故郷を失い、そして愛する人々がいない人生を歩むことになります。私はこの作品によって、被災者の絶望的な孤独感を知っていただき、少しでも社会のひずみを軽減する手助けになればと祈っております」と作品に込めた思いを明かす。

 キャスティングに関しては、フランスでもヒットした是枝裕和監督の「歩いても、歩いても」で注目されていた阿部と、演技派として知られ海外作品の経験の多い西島にオファーし、豪華俳優の共演が実現した。

 通訳役を演じる西島は仏語のセリフにも挑戦し「海外の俳優さんと並んで演技してみたいという気持ちはいつもありますが、デボラさんのようなヨーロッパの女優さんと同じフレームに入ったら、どう見えるんだろうか? というのは常にありました」と語る。シネフィルとしても知られる西島は、敬愛するフィリップ・ガレル、エリック・ロメールら仏名監督の作品について、フーシェ監督と語り合うこともあったそうだ。

 阿部はフーシェ監督とのタッグを「初監督作品で、日本人キャストとスタッフ、日本を舞台にしようと思うフーシェ監督の強い思いが深く伝わってきました。すごくこだわりを持っている監督でした」と振り返り、西島との共演を「私は英語、西島さんはフランス語のセリフがほとんどで、役柄も主人公の女性を通した通訳とゴースト役だったので、セリフでやりあうシーンなどはありませんでしたが、とても良い刺激になりました」と話している。

 「メモリーズ・コーナー」は2013年2月23日からシネマート六本木ほか全国で順次公開。

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(C) NOODLES PRODUCTION, FILM ZINGARO 2 INC,FRANCE 3 CINEMA,2011

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