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占い師が告白! みんなが知らなかった占いの裏側

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人生につまずいたとき、占いをヒントにする人も少なくないと思います。人の過去や未来をスラスラと言い当てる占い師たちは、私たちと一体何が違うのでしょうか? 占いを当てるには、どんなカラクリがあるのでしょうか? 今回、フリーランスで占い師をされている霊視専門のSさんと、タロット占い師のAさんにお話をうかがうことができました。



■占いがはずれたときは、相談者にも理由がある!?

――霊視やタロットを使い、どのようにして相手の未来を知ることができるのですか?

Sさん(以下S)「私の霊視の場合は、まず相手の声色が重要なポイントです。怒っているのか、焦っているのか、それとも元気をなくしているのか。まずその人が今、どのような精神状態なのかを直感で感じます。皆さんも、"あ、今この人怒っているな"と感じた経験があると思いますが、それと同じです。相談者の話をいろいろと聞いているうちに、脳内に映像が勝手に浮かび上がってくるんですよ」

Aさん(以下A)「タロット鑑定も同じようなものです。展開方法はある程度決まっていますが、出てくる絵柄は人それぞれです。出た絵柄をどのように解釈するのかは、やはり占い師の直感やイマジネーションが重要なんですよ」

――直感やイマジネーションというのは、どのようなことですか?

S「占いは、五感をフル回転させることがすべての基本です。人間であれば、すべての人が霊視を行うことが可能。できない理由は、ストレスや悩みを抱え込んでいたり、集中力がない、想像力が乏しいなど、五感を邪魔するような生活が原因なんです。相手の話を聞きながら、こうかな? ああかな? などと想像できれば、それが霊視の第一歩です」

A「初心者がタロットを引いて結果を外すのは、単純にタロットカードの解説書を読みあげているだけだからです。例えば恋人のカードが出たからといって、恋愛がうまくいっていると解釈するのは早とちり。カードを見た瞬間の色合いや、雰囲気を感じ取ることで精度が上がっていきます」

――例えばこうかもと思っても、それが当たっているとは限りませんよね?

A「でも、間違っていても声に出してみることが大切なんです。ちょっとピントのずれた答えを出したとしても、相手がその答えに合わせた解釈をする場合もあります。たくさん相手と話をして情報を得た方が、精度が上がりますね」

――では、答えを外してしまうのは、どんなときですか?

A「まず、自分が原因になるときは、体調が悪いときや身の上に何か悩み事があって気が散ってしまうときですね。相談者が原因になる時は、まるで当ててみろというような態度でこられたときです」

S「霊視の場合では、占い師の解釈の違いが大きいと思います。仕事好きな男性と結婚したい女性がいたと仮定して、その男性のことを仕事命で家庭をそっちのけにする人と伝えるのか、家に安定した収入をもたらしてくれるまじめな人と伝えるのかの違いなんです。

また、間違えていたときに指摘を受けて、私が正しいと言い張るような占い師は危険です」

――それはなぜですか?

S「絶対的に自分は間違っていないと思いこんでいる占い師が増えていますが、しょせんは占い師も人間です。人間性をよく観察しましょう。見えているからといって、聞いていないことまでもペラペラと話しだす人、アドバイスに理由がなく、やみくもに神様やご先祖さま、あるいは天使からのメッセージだと言う人は、本人もどこか洗脳されている可能性があります」

A「神の代わりにタロットを引きます、などと言っている人もいますからね」

■占いと上手に付き合う方法

――ほかにオススメできない占い師の特徴は?

S「絶対という言葉を多用する人です。未来は変わっていくし、個々人の状況によって解決策は異なるのだから、AだったらBというようなマニュアル的な答え方をする人は信用すべきでありません」

A「絶対など、断定的な発言をされると、相談者もその通りに思いこんでしまいますからね。相談のしすぎで、自分では何一つ決めることができなくなってしまった上に、占い師に人生を崩壊させられた人だってたくさんいますから」

S「占い師選びは慎重にしてほしいですね」

――どんな先生を選ぶべきですか? そして上手に付き合う秘訣(ひけつ)を教えてください。

A「間違えたら、素直に謝ることができる人です。あと、これは自分で決めなさいとか、きちんと自立を促してくれるような人ですね」

S「私だけはあなたの味方とか言う人は避けてくださいね。それから、人を突き落とすような発言をしない人を選びましょう。そして、占いは参考程度に深刻になりすぎないこと」

A「悪いことを言われたら恐れるのではなくて、気をつけようと思うことです」

ありがとうございました。

これまで占い師に何かを指摘されると「絶対~しないと!」などと思いこんでいましたが、気負いすぎないことも大切ですね。また、霊視と聞くと、まがまがしいものに感じますが、五感やイマジネーションを発達させることでできるようになるそうです。

「もしかして」と思って止めたけれど、「やっぱりあのとき、●●していればよかった」ということはありませんか? その「もしかして」が直感です。日々直感を使って生活していれば、あなたも占い師になれるかも!?

(OFFICE-SANGA 西田ひより)

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