俳優の上川隆也(52)が5日、東京・六本木のテレビ朝日本社で行われたドラマ『遺留捜査』(13日スタート、毎週木曜 後8:00※初回は2時間スペシャル)の完成披露試写会に出席し、撮影秘話や作品にかける思いなどをざっくばらんに語って、観客(120人)を楽しませた。
【写真】メインキャストが登壇した制作発表会見の模様
同局内の別の場所で行われた制作発表記者会見を終えたその足で、試写会の会場に駆けつけた上川は、大きな拍手で迎えられ、「2年ぶりに戻ってまいりました!」と力強くあいさつ。初回2時間スペシャルについて「第1話から豪華なゲストの方々に支えていただき、最後のシーンは僕自身も胸が熱くなりました。『遺留捜査』が帰って来たなぁ…と思える初回2時間スペシャルでした! しかし、(主題歌を担当する)小田和正さんは素晴らしいですね。小田さんの曲が流れてきた瞬間、糸村が長々と語った甲斐があったなと思いました(笑)」と語ると、鑑賞したばかりの観客から“そのとおり!”と言わんばかりの拍手が沸き起こった。
2011年に連続ドラマとしてはじまり、連ドラで3シーズン、スペシャルドラマ4回の放送を経て、前回のスペシャルから2年ぶりに連ドラとして制作されている。上川演じる超マイペースな刑事・糸村聡が、事件現場に残された“遺留品”から、事件を解決に導くだけでなく、被害者が訴えたかったメッセージを汲み取り、「3分だけ時間を下さい」と関係者に伝えていく展開が見どころ。今回は舞台を京都に移し、京都府警の精鋭チーム“特別捜査対策室”、通称“特対”メンバーとともに事件の真相を紐解いていく。
上川の言う初回の「豪華なゲスト」とは、伊東四朗と財前直見。かつてフジテレビで放送されたドラマ『お水の花道 女30歳ガケップチ』(1999年)、『新・お水の花道』(2001年)で共演した上川、財前、戸田恵子(レギュラー出演者)が16年ぶりに揃うことになった。
観客から募ったアンケートでは、同ドラマでおなじみの“糸村×科捜研係官・村木(甲本雅裕)”のシーンへの期待の声が多数、寄せられ、上川は「断言してもいいですが、2人のシーンは台本のとおりに演じたことがないです。僕と甲本さんとで、“こうしてみたらどうだろうか”と散々話し合ってから撮影しています」と、とっておきの秘話を披露。
「脚本家さんには申し訳ないのですが、台本どおり会話が流れてオチに至ることはないですね。でも、最後の村木の反応は甲本さんに任せているので、僕自身も知らず、オンエアを見て“あんなことをしていたのか!”と驚くことも多々あります。僕はそういった意味でも、“甲本雅裕という俳優”をとても信頼しています」と話した。
さらに、「村木を演じる甲本さんの好きなところは?」という質問が続き、上川が思わず爆笑するひと幕も。「同い年で価値観も近いのに、彼とは物の見方がちょっと違うんです。その違いが好きですね。ぜひ、なかなか報われない村木を愛していただきたいです(笑)」と、“村木=甲本”への愛情を打ち明け、会場を沸かせていた。
最後に上川は「この作品で何より大切にしているのは、“人の思い”。誰もが毎日、身近に感じているようなものが何より大切であることを再認識できるような物語になればと、力を合わせて作っています。次の日の朝、皆さんがちょっといい気分で目覚められるような作品を作っていきたいと思います」と語り、意気込みを新たにしていた。
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2011年に連続ドラマとしてはじまり、連ドラで3シーズン、スペシャルドラマ4回の放送を経て、前回のスペシャルから2年ぶりに連ドラとして制作されている。上川演じる超マイペースな刑事・糸村聡が、事件現場に残された“遺留品”から、事件を解決に導くだけでなく、被害者が訴えたかったメッセージを汲み取り、「3分だけ時間を下さい」と関係者に伝えていく展開が見どころ。今回は舞台を京都に移し、京都府警の精鋭チーム“特別捜査対策室”、通称“特対”メンバーとともに事件の真相を紐解いていく。
上川の言う初回の「豪華なゲスト」とは、伊東四朗と財前直見。かつてフジテレビで放送されたドラマ『お水の花道 女30歳ガケップチ』(1999年)、『新・お水の花道』(2001年)で共演した上川、財前、戸田恵子(レギュラー出演者)が16年ぶりに揃うことになった。
観客から募ったアンケートでは、同ドラマでおなじみの“糸村×科捜研係官・村木(甲本雅裕)”のシーンへの期待の声が多数、寄せられ、上川は「断言してもいいですが、2人のシーンは台本のとおりに演じたことがないです。僕と甲本さんとで、“こうしてみたらどうだろうか”と散々話し合ってから撮影しています」と、とっておきの秘話を披露。
「脚本家さんには申し訳ないのですが、台本どおり会話が流れてオチに至ることはないですね。でも、最後の村木の反応は甲本さんに任せているので、僕自身も知らず、オンエアを見て“あんなことをしていたのか!”と驚くことも多々あります。僕はそういった意味でも、“甲本雅裕という俳優”をとても信頼しています」と話した。
さらに、「村木を演じる甲本さんの好きなところは?」という質問が続き、上川が思わず爆笑するひと幕も。「同い年で価値観も近いのに、彼とは物の見方がちょっと違うんです。その違いが好きですね。ぜひ、なかなか報われない村木を愛していただきたいです(笑)」と、“村木=甲本”への愛情を打ち明け、会場を沸かせていた。
最後に上川は「この作品で何より大切にしているのは、“人の思い”。誰もが毎日、身近に感じているようなものが何より大切であることを再認識できるような物語になればと、力を合わせて作っています。次の日の朝、皆さんがちょっといい気分で目覚められるような作品を作っていきたいと思います」と語り、意気込みを新たにしていた。
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