マンチェスターの本格派エルボウ、年内のUKツアーで一時休止

マンチェスター出身バンド、エルボウが年内のツアーでしばらくバンド休止させることを明らかにした。メンバーによる他プロジェクトに集中するためで、解散や無期限休止というわけではなく、再来年にはまた新作に取り掛かるとのことでファンは一安心。

中心人物でシンガー／ソングライターのガイ・ガーヴィーは、来年から舞台版の『キングコング』の音楽を担当することが決定しており、そのために半年間ニューヨークに滞在するとのこと。「キングコングのための音楽を書くんだったら、物語の舞台となったニューヨークが一番良いに決まってるじゃないか」と冗談まじりに話す。その確かなソングライティング力を買われ、他にもマッシヴ・アタックの3Dことロバート・デル・ナジャのプロジェクトにも参加を要請され、既に作業がいくつか進んでいるとのこと。1991年以来となるエルボウでの活動を一旦休止させることによって、バンド外での音楽活動を積極的に行ってゆくつもりのようだ。

激しさや派手さはないが、伸びやかな声と曲の良さはまさに玄人好みのアーティストで、内外からの評価は非常に高いエルボウ。日本での知名度は低いが、真っ当に評価されるべき存在だ。

Photo：(C) Jeff Spicer / Globe Photos / Zeta Image

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