みなさんが住む市区町村は住みやすいですか。
移住者も高評価! 「日本の住みやすい田舎ランキング」上位の町を調べてみた
単純に住みやすさといっても、年齢や家族構成、ライフスタイルによって、その「住みやすさ」は人それぞれかもしれませんね。
今回は、東洋経済が全国の都市を対象に毎年公表している「住みよさランキング」の2015年版が発表されましたので、その中からトップ3の都市の住みやすさについて、ご紹介したいと思います。
住みよさランキング1位は4年連続トップ千葉県の印西市!
今年の「住みよさランキング」総合評価1位は2012年から4連続トップの千葉県印西市となりました。住みやすい場所「印西市」とはいったいどんなところなのでしょうか。
印西市は東京都心から約40キロメートル、千葉市から約20キロメートル、成田国際空港から約15キロメートルに位置し、西は我孫子市・柏市・白井市に、南は八千代市・佐倉市・酒々井町に、東は成田市・栄町に、北は利根川を隔てて茨城県に接しています。1996年に千葉県内29番目の市として誕生し、土地の4割が田畑、山林が2割、宅地が1割と自然が残された地域となっています。
人口は、平成27年5月現在で、94,385人(36,150世帯)となっており、その人口の半数以上が「千葉ニュータウン」と呼ばれる区域に住むベッドタウン。
気になる住みよさについては、東洋経済によると、
印西市には現在も人口の流入が続いており、世帯あたりの住宅着工戸数も高い。また幹線道路などの整備も進み、とくに国道464号沿いや、「千葉ニュータウン中央」、「印西牧の原」駅周辺では多くの大型商業施設が相次いで開業した。こうしたことから「利便度」の5位をはじめ、「快適度」28位、富裕度45位と3部門で全国トップクラスの評価となっている
東洋経済ONLINE
とのこと。
イオンモール千葉ニュータウンやコストコ、ジョイフル本田など大型商業施設があり、ファミリー層には、やはりとても便利であるという印象です。また。東京の通勤圏というのも大きなポイントかもしれません。新しく作られた街とそれに伴って整備された交通網や商業施設の利便性が印西市の住みやすさのポイントでした。
住みよさランキング2位は昨年より2ランクアップの愛知県の長久手市
続いて2015年の調査で2位になったのは愛知県の長久手市。おととしの6位、昨年の4位からランクを上げての2位となりました。
そんな長久手市は、愛知県の北西部、名古屋市の東側に位置しています。天正12年に徳川・豊臣両氏があいまみえた激戦の地(小牧・長久手の戦い)にもその名が登場する場所。2005年には「愛・地球博」(愛知万博)の開催会場となりました。
市の西部は住宅地・商業施設などが多く都市化が進んでおり、市の東部は今なお自然を多く残しているという、市街化された都市と自然豊かな田園の両面を併せ持っています。市の中央部を東部丘陵線(リニモ)が走っており、西は地下鉄藤が丘駅、東は愛知環状鉄道八草駅と乗り換えもできます。車でのアクセスも東名高速道路名古屋ICや、名古屋瀬戸道路長久手ICが近く、交通の便に恵まれています。
平成24年に長久手市となり、その人口は、約54,000人。
「日本一の福祉のまち」を目標に、子どもからお年寄りまでだれもが、様々な機会で活発に活動し、あるいは暮らすことができるようになるための取組みである住民プロジェクト「絆」を展開しています。
東洋経済によると長久手市の住みやすさについては、とのこと。
名古屋市に隣接する典型的なベッドタウンとして、現在もリニモ(東部丘陵線)沿線を中心に住宅や商業地の開発が進む一方で、「愛・地球博」の開催跡地は記念公園として多くの人の憩いの場となっている。そのため、「快適度」で全国1位となったほか、「富裕度」が18位、「利便度」も40位と、3部門で全国トップクラスの評価となっている。
東洋経済ONLINE
長久手市も名古屋への通勤圏内であり、交通の便もよいことに加えて、「愛・地球博」の跡地の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)は、温水プールやアイススケート場、サイクリングコース、そして、「愛・地球博」で話題になったとなりのトトロの「サツキとメイの家」を現在も観覧することができるようになっています。広大な公園で、思い思いに遊ぶことができるようになっているのも快適度のポイントが全国で1位の所以かもしれません。
住みやすいランンキング3位は北陸から石川県能美市がラインクイン
3位の石川県の能美市は、おととしの19位、そして昨年9位と順位を上げ、今年はトップ3入りを果たしました。
そんな能美市は、石川県の南部加賀平野のほぼ中央に位置し、金沢市からは約20キロの距離にあり、南には日本海側の拠点である小松空港がある小松市が隣接しています。また市の北側には標高2,702mの白山から流れ出る手取川と梯川に挟まれた扇状地と、日本海に面した美しい海岸線があり、南側には白山山系に連なる、なだらかな丘陵地である能美丘陵を擁する、海・川・山・平地に恵まれた、非常に豊かな自然を誇る場所であり、「九谷焼」の産地としても知られています。
2005年2月に旧根上町・寺井町・辰口町が合併して誕生した市で、人口は、平成27年6月1日現在で、49,827人(17,804世帯)で、平成24年には「災害に強いまちづくり」を目指して、さまざまな見直しが行われたそうです。
住みやすさについては東洋経済によると、
能美市は県内最大の工業都市・小松市に隣接しており、小松市のベッドタウンとして20%通勤圏に該当する。医療や商業などの生活基盤の小松市への依存度は高い。住宅着工戸数の増加などがあり、「快適度」では全国9位となったほか、保育所関連の指標の高さや出生数の増加などから、「安心度」の順位が上昇し、同30位とトップクラスの評価となったことが要因だ。
東洋経済ONLINE
とのこと。
生活基盤は隣の小松市に依存する部分もあるとのことですが、住宅の整備、保育所関連の指標の高さ、出生数の増加のポイントが高かったことから、子育て世代に優しい都市といえるかもしれません。
また、同調査によると、注目度が高まっているのは今年4月に新幹線が開業した北陸。富山県、石川県、福井県の北陸3県の都市は、住みやすさトップ20の中に10都市、トップ30の中に15都市と半数を占めているので、住みやすい地域といえそうです。
北陸地方の都市が上位に多い理由として、都市の生活基盤が一通り整備され充実していますが、反面、人口規模が大きくないことから、人口当たりでみた水準が高くなるという理由と、地域の特性として、共稼ぎ世帯比率が高く世帯収入が多いこと、3世代同居比率や持家比率が高く、子育てや女性の就業の面で恵まれた条件をもっていること、が挙げられ、全般に「安心度」や「住居水準充実度」は高い評価となっているとのことでした。
住みやすさランキングは毎年発表されていますが、1位は千葉県の印西市が4年間不動の1位。
やはり上位には、北陸の都市が複数ランクインしています。関東では印西市の他には10位に茨城県の守谷市がランクイン、近畿地方では草津市が14位となりました。
「住みやすさ」については、家族構成や年齢、ライフスタイルなどによっても変わってくるものだと思いますが、もし、引っ越すことがあり、その場所を選択できるのであれば、今回発表されたランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。
生活の基盤を置く場所は、自分たちの生活に合っているか=住みやすさを指標として選択していけるのが理想なのかもしれません。
※このランキングは、2015年6月22日現在の791都市(全国790市と東京区部全体)を対象とし、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ“都市力”を、「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」、「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、その単純平均を総合評価としてランキングしたもの。(東洋経済発表「住みよさランキング2015」トップ50)
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移住者も高評価! 「日本の住みやすい田舎ランキング」上位の町を調べてみた
単純に住みやすさといっても、年齢や家族構成、ライフスタイルによって、その「住みやすさ」は人それぞれかもしれませんね。
今回は、東洋経済が全国の都市を対象に毎年公表している「住みよさランキング」の2015年版が発表されましたので、その中からトップ3の都市の住みやすさについて、ご紹介したいと思います。
住みよさランキング1位は4年連続トップ千葉県の印西市!
今年の「住みよさランキング」総合評価1位は2012年から4連続トップの千葉県印西市となりました。住みやすい場所「印西市」とはいったいどんなところなのでしょうか。
印西市は東京都心から約40キロメートル、千葉市から約20キロメートル、成田国際空港から約15キロメートルに位置し、西は我孫子市・柏市・白井市に、南は八千代市・佐倉市・酒々井町に、東は成田市・栄町に、北は利根川を隔てて茨城県に接しています。1996年に千葉県内29番目の市として誕生し、土地の4割が田畑、山林が2割、宅地が1割と自然が残された地域となっています。
人口は、平成27年5月現在で、94,385人(36,150世帯)となっており、その人口の半数以上が「千葉ニュータウン」と呼ばれる区域に住むベッドタウン。
気になる住みよさについては、東洋経済によると、
印西市には現在も人口の流入が続いており、世帯あたりの住宅着工戸数も高い。また幹線道路などの整備も進み、とくに国道464号沿いや、「千葉ニュータウン中央」、「印西牧の原」駅周辺では多くの大型商業施設が相次いで開業した。こうしたことから「利便度」の5位をはじめ、「快適度」28位、富裕度45位と3部門で全国トップクラスの評価となっている
東洋経済ONLINE
とのこと。
イオンモール千葉ニュータウンやコストコ、ジョイフル本田など大型商業施設があり、ファミリー層には、やはりとても便利であるという印象です。また。東京の通勤圏というのも大きなポイントかもしれません。新しく作られた街とそれに伴って整備された交通網や商業施設の利便性が印西市の住みやすさのポイントでした。
住みよさランキング2位は昨年より2ランクアップの愛知県の長久手市
続いて2015年の調査で2位になったのは愛知県の長久手市。おととしの6位、昨年の4位からランクを上げての2位となりました。
そんな長久手市は、愛知県の北西部、名古屋市の東側に位置しています。天正12年に徳川・豊臣両氏があいまみえた激戦の地(小牧・長久手の戦い)にもその名が登場する場所。2005年には「愛・地球博」(愛知万博)の開催会場となりました。
市の西部は住宅地・商業施設などが多く都市化が進んでおり、市の東部は今なお自然を多く残しているという、市街化された都市と自然豊かな田園の両面を併せ持っています。市の中央部を東部丘陵線(リニモ)が走っており、西は地下鉄藤が丘駅、東は愛知環状鉄道八草駅と乗り換えもできます。車でのアクセスも東名高速道路名古屋ICや、名古屋瀬戸道路長久手ICが近く、交通の便に恵まれています。
平成24年に長久手市となり、その人口は、約54,000人。
「日本一の福祉のまち」を目標に、子どもからお年寄りまでだれもが、様々な機会で活発に活動し、あるいは暮らすことができるようになるための取組みである住民プロジェクト「絆」を展開しています。
東洋経済によると長久手市の住みやすさについては、とのこと。
名古屋市に隣接する典型的なベッドタウンとして、現在もリニモ(東部丘陵線)沿線を中心に住宅や商業地の開発が進む一方で、「愛・地球博」の開催跡地は記念公園として多くの人の憩いの場となっている。そのため、「快適度」で全国1位となったほか、「富裕度」が18位、「利便度」も40位と、3部門で全国トップクラスの評価となっている。
東洋経済ONLINE
長久手市も名古屋への通勤圏内であり、交通の便もよいことに加えて、「愛・地球博」の跡地の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)は、温水プールやアイススケート場、サイクリングコース、そして、「愛・地球博」で話題になったとなりのトトロの「サツキとメイの家」を現在も観覧することができるようになっています。広大な公園で、思い思いに遊ぶことができるようになっているのも快適度のポイントが全国で1位の所以かもしれません。
住みやすいランンキング3位は北陸から石川県能美市がラインクイン
3位の石川県の能美市は、おととしの19位、そして昨年9位と順位を上げ、今年はトップ3入りを果たしました。
そんな能美市は、石川県の南部加賀平野のほぼ中央に位置し、金沢市からは約20キロの距離にあり、南には日本海側の拠点である小松空港がある小松市が隣接しています。また市の北側には標高2,702mの白山から流れ出る手取川と梯川に挟まれた扇状地と、日本海に面した美しい海岸線があり、南側には白山山系に連なる、なだらかな丘陵地である能美丘陵を擁する、海・川・山・平地に恵まれた、非常に豊かな自然を誇る場所であり、「九谷焼」の産地としても知られています。
2005年2月に旧根上町・寺井町・辰口町が合併して誕生した市で、人口は、平成27年6月1日現在で、49,827人(17,804世帯)で、平成24年には「災害に強いまちづくり」を目指して、さまざまな見直しが行われたそうです。
住みやすさについては東洋経済によると、
能美市は県内最大の工業都市・小松市に隣接しており、小松市のベッドタウンとして20%通勤圏に該当する。医療や商業などの生活基盤の小松市への依存度は高い。住宅着工戸数の増加などがあり、「快適度」では全国9位となったほか、保育所関連の指標の高さや出生数の増加などから、「安心度」の順位が上昇し、同30位とトップクラスの評価となったことが要因だ。
東洋経済ONLINE
とのこと。
生活基盤は隣の小松市に依存する部分もあるとのことですが、住宅の整備、保育所関連の指標の高さ、出生数の増加のポイントが高かったことから、子育て世代に優しい都市といえるかもしれません。
また、同調査によると、注目度が高まっているのは今年4月に新幹線が開業した北陸。富山県、石川県、福井県の北陸3県の都市は、住みやすさトップ20の中に10都市、トップ30の中に15都市と半数を占めているので、住みやすい地域といえそうです。
北陸地方の都市が上位に多い理由として、都市の生活基盤が一通り整備され充実していますが、反面、人口規模が大きくないことから、人口当たりでみた水準が高くなるという理由と、地域の特性として、共稼ぎ世帯比率が高く世帯収入が多いこと、3世代同居比率や持家比率が高く、子育てや女性の就業の面で恵まれた条件をもっていること、が挙げられ、全般に「安心度」や「住居水準充実度」は高い評価となっているとのことでした。
住みやすさランキングは毎年発表されていますが、1位は千葉県の印西市が4年間不動の1位。
やはり上位には、北陸の都市が複数ランクインしています。関東では印西市の他には10位に茨城県の守谷市がランクイン、近畿地方では草津市が14位となりました。
「住みやすさ」については、家族構成や年齢、ライフスタイルなどによっても変わってくるものだと思いますが、もし、引っ越すことがあり、その場所を選択できるのであれば、今回発表されたランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。
生活の基盤を置く場所は、自分たちの生活に合っているか=住みやすさを指標として選択していけるのが理想なのかもしれません。
※このランキングは、2015年6月22日現在の791都市(全国790市と東京区部全体)を対象とし、公的統計をもとに、それぞれの市が持つ“都市力”を、「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」、「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、その単純平均を総合評価としてランキングしたもの。(東洋経済発表「住みよさランキング2015」トップ50)
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