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松山ケンイチ「清盛にしがみついて食らいついて演じきりました!」『平清盛』クランプアップ!

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 毎週日曜日、お楽しみいただいている2012年NHK大河ドラマ『平清盛』。2011年8月中旬にクランクインした同ドラマ、10月26日に無事クランクアップし、主演の松山ケンイチが会見をおこなった。

 すべての撮影を終えた松山は「こういう話は現場ではしないから照れくさいです。キャストの皆さんがいなければ僕自身どう清盛を演じればいいのかわからなかったですし、自分が棟梁じゃない時は、中井貴一さんをはじめ、先輩俳優の皆様の後をついていくことに精いっぱいで。世代交代があって自分が棟梁になってから、今度は自分の背中を見せなきゃいけない、そういう部分ですごく悩みました。やればやるほどちゃんと返してくれる役者さんたちですので、すごく助けていただきました。本当に感謝しています」と述べた。

 これまでの撮影について「昨年8月に岩手県で撮影が始まったんですが、その時はまだ本当の入り口でしかなくて。まったく出口が見えないところに向ってこれからから演じていくんだと思いながら、不安や難しさ、歳を重ねていくことについて、よくわからないまま演じていました。どんどん清盛が歳を重ねて、立場も位も変わっていく中で、どういう気持ちで清盛がその場にいるのか、ということをひとつひとつ考えながらやってきました。清盛と一緒に歩んでいたというよりは、僕が清盛にしがみついて食らいついて演じていた感じがあります。油断すると清盛がすぐどこか遠くまで歩いていってしまうような、自分から離れていってしまうような、そういう危うい中でギリギリしがみつきながら最後まで演じられたと思います」と振り返り、想いを語った。

 また、初めて脚本家・藤本有紀氏に会ったときに「清盛って幸せな人生だったんですかね?」と訪ね、発表会見の時に藤本からの手紙には「演じてからわかること」という内容が書いてあったそう。

 演じてみて「清盛って周りにたくさんの人がいた中で死ぬことができた。最初はひとりぼっちで寂しかったのが、それを乗り越えて、たくさんの人に囲まれて生涯を終えたんだなということです。人と人の繋がりみたいな部分が、自分の中のテーマとしてありまして、清盛に重要なことを教えてもらったような気がします。僕自身もスタッフやキャストの皆さんとの繋がりを意識して演じていましたし、それがあったから清盛を演じきれたのだと思います。ここまで濃密に人と関わり合って仕事ができたことは自分にとってすごく貴重な経験だったと思います。自分の全身全霊をかけてスタッフやキャストにぶつかっていけたこと、それを受け止めてくれたことは、一生忘れられない経験だったと思います」と明かし、自分自身の答えを見つけたようだ。

 クライマックスへむけて「最終回までの清盛は、とてもダークな部分や逆に温かい部分、そういうところがこれまでと違う形で表現されてると思います。見応えがあると思いますので最後まで見届けていただければと思います」と力強くあいさつをした。これからますます目が離せない物語、どうぞお見逃しなく!!

■2012年大河ドラマ『平清盛』
毎週日曜 20:00~20:45(NHK総合テレビ)


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