ジャパニーズホラーの先駆者である中田秀夫監督が、最新作「クロユリ団地」を撮り終え、現在編集中だ。6年ぶりのホラー作品で、「私のホラー映画作品群の“集大成”にすべく全力を注入しました」と言い切り、並々ならぬ意欲をうかがわせている。
・【フォトギャラリー】撮影中の中田秀夫監督、その他の写真はこちら
日活の100周年記念作品として製作された今作は、同社の助監督としてキャリアをスタートした中田監督にとってもひとかたならぬ思いを抱き、撮影に臨んだ作品。「リング」「リング2」で日本中を恐怖に陥れ、「ザ・リング2」ではハリウッド進出を果たすなど、常にホラー映画界をリードする存在であり続けた中田監督は、これまでに松嶋菜々子(「リング」)、中谷美紀(「リング2」)、黒木瞳(「仄暗い水の底から」)ら多くの女優たちの新たな魅力を開花させてきた。今回は、女優としての活躍が期待される前田敦子をヒロインに“選抜”。そして実力派俳優・成宮寛貴をダブル主演の相手として指名し、最恐ホラー「クロユリ団地」を誕生させた。
中田監督が脚本の加藤淳也、三宅隆太とともに練り上げていったオリジナルストーリーの舞台は、老巧化した集合住宅である団地。現代社会で多くの人が抱える孤独が呼び寄せる、恐怖の連鎖を描く。7月中旬にクランクアップした中田監督は、「アメリカの少年から『あなたのQUIET HORROR(静かなホラー)が好きだ』とファンレターをもらったことがあります。今回は、静かなばかりではありません。『じわじわ、続々、どくどく、がんがん、どひゃーひゃー』と恐怖を加速させていっています」と自信のほどをうかがわせている。
主演の前田、成宮についても「いま話題の2人が『え、そこまでやってくれるの!?』と、こちらもびっくりの体当たり演技を見せてくれています。共演者の方々との“協奏”も、とてもうまくいったと自負しています」と太鼓判。さらに、「ホラー映画を20年近く撮ってきて、監督の私自らが『何度見てもチビりそうになるくらい怖い』場面があるというのは初体験です!」とコメントを寄せた。
ストーリーは、13年前から謎の死が続くという事実を知らずにクロユリ団地へ引っ越してきた明日香(前田)は、隣の部屋から届く「ガリガリガリ」という不気味な音に悩まされていた。そしてある日、鳴り続ける目覚まし時計がきっかけとなり、隣室で孤独死した老人を発見してしまい。その日を境に、明日香の周囲で恐ろしい出来事が次々と起こるようになる。明日香は、隣室の遺品整理に来た特殊清掃員・笹原(成宮)の助けを借り、死去した老人が伝えたがっていることを探ろうとする。
配給の松竹によれば、中田監督が満を持して手がける今作は、すでにアメリカで完成前の特別上映が決定しているほか、世界進出の準備も着々と進行しているという。ホラー界の巨匠の最新作から、目が離せない。
「クロユリ団地」は、2013年5月に全国で公開。
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主演の前田、成宮についても「いま話題の2人が『え、そこまでやってくれるの!?』と、こちらもびっくりの体当たり演技を見せてくれています。共演者の方々との“協奏”も、とてもうまくいったと自負しています」と太鼓判。さらに、「ホラー映画を20年近く撮ってきて、監督の私自らが『何度見てもチビりそうになるくらい怖い』場面があるというのは初体験です!」とコメントを寄せた。
ストーリーは、13年前から謎の死が続くという事実を知らずにクロユリ団地へ引っ越してきた明日香(前田)は、隣の部屋から届く「ガリガリガリ」という不気味な音に悩まされていた。そしてある日、鳴り続ける目覚まし時計がきっかけとなり、隣室で孤独死した老人を発見してしまい。その日を境に、明日香の周囲で恐ろしい出来事が次々と起こるようになる。明日香は、隣室の遺品整理に来た特殊清掃員・笹原(成宮)の助けを借り、死去した老人が伝えたがっていることを探ろうとする。
配給の松竹によれば、中田監督が満を持して手がける今作は、すでにアメリカで完成前の特別上映が決定しているほか、世界進出の準備も着々と進行しているという。ホラー界の巨匠の最新作から、目が離せない。
「クロユリ団地」は、2013年5月に全国で公開。
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