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芦田愛菜ちゃん、時代劇出演で「歴史に興味」と笑顔

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 和田竜のベストセラーを映画化した歴史スペクタクル「のぼうの城」が10月23日、現在開催されている第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公式上映された。主演の野村萬斎をはじめ、榮倉奈々、上地雄輔、芦田愛菜ちゃん、共同でメガホンをとった犬童一心監督と樋口真嗣監督が舞台挨拶に立った。

【フォトギャラリー】和装で登場した野村萬斎、榮倉奈々、上地雄輔ら

 和装に身を包んだキャスト陣の登場に、会場からは大きな歓声が。萬斎にとっては約7年ぶりの映画主演作で、「(映画の)お話をいただいたのが30代後半で、撮影したのが40代前半。そして公開される頃には、40代後半になっていた(笑)。長い時間寝かせた分、芳醇な香りが沸き立つ作品になった」と国際舞台でのお披露目に感無量。榮倉は「迫力満載(まんさい)の映画……。あっ、萬斎さんのことじゃないですよ」と笑いを誘い、上地も負けじと「監督ふたりが“コッチ”なんじゃないかと思うほど仲良くて、嫉妬しました」と客席の爆笑をかっさらった。

 現在の埼玉県行田市に位置する武蔵国忍城を舞台に、“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親(萬斎)が、天下統一を目指す豊臣秀吉方2万人の大軍を指揮した石田三成(上地)の水攻めに、わずか500人の兵で対抗する。

 農民の娘役で本格的な時代劇出演を果たした愛菜ちゃんは「この映画に出たことがきっかけで、歴史に興味をもつようになりました。少し難しいかもしれないけど、私と同じくらいの年の子にも見てもらい、歴史に興味を持ってもらえれば」とアピール。この日は国内外のファンが来場する東京国際映画祭にちなみ、萬斎が英語で、上地がフランス語で“スピーチ合戦”を行い、榮倉と愛菜ちゃんが審査した結果、萬斎に軍配があがった。

 「のぼうの城」は、11月2日から全国で公開。

【作品情報】
のぼうの城

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