第25回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門に出品された「はなればなれに」が10月21日、東京・六本木ヒルズで公式上映され、下手大輔監督、城戸愛莉、斉藤悠、中泉英雄が舞台挨拶に立った。
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名匠・小津安二郎監督の研究を行ってきた下手監督の長編デビュー作。ひょんなことから出会った3人の若者が、人生の目標を見失いながらも、海辺の旅館で共同生活を始める姿を描く。メガホンをとった下手監督は、映画祭出品に「本当にありがとうございます。この映画にかかわったひとりひとりが献身的に協力してくれたおかげで、初上映を迎えることができました」と感激しきりだった。
東京を飛び出し、新たな生活をスタートさせる若者を演じた役者陣は「本当にこの大きな映画祭に参加できてうれしく思います。こういうことを感じてほしいということが強い映画ではないので、ごゆるりと楽しんでください」(城戸)、「大きな舞台でこれだけ多くの方に見ていただけることをうれしく思います。『撮りたいことの95%を撮ることができた』と監督が話していたので、楽しんでいただければ」(斉藤)とアピールした。
今作は、最小限のセリフと生演奏とラジオに限定したBMG、ワンシーンワンカットでの撮影というシンプルな構成にこだわり、心の距離感をリアルに描写した。コンペティション部門に出品された「黒い四角」(奥原浩志監督)にも出演している中泉は、「セリフも最小限で音楽も生だけということで、『寝るか』となってしまうと困る」と笑いを誘いながらも、「下手監督の妙なポップさや軽快さが反映されている」と見どころを語った。
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・はなればなれに
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東京を飛び出し、新たな生活をスタートさせる若者を演じた役者陣は「本当にこの大きな映画祭に参加できてうれしく思います。こういうことを感じてほしいということが強い映画ではないので、ごゆるりと楽しんでください」(城戸)、「大きな舞台でこれだけ多くの方に見ていただけることをうれしく思います。『撮りたいことの95%を撮ることができた』と監督が話していたので、楽しんでいただければ」(斉藤)とアピールした。
今作は、最小限のセリフと生演奏とラジオに限定したBMG、ワンシーンワンカットでの撮影というシンプルな構成にこだわり、心の距離感をリアルに描写した。コンペティション部門に出品された「黒い四角」(奥原浩志監督)にも出演している中泉は、「セリフも最小限で音楽も生だけということで、『寝るか』となってしまうと困る」と笑いを誘いながらも、「下手監督の妙なポップさや軽快さが反映されている」と見どころを語った。
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