え、『ワンダ』ってアダルトゲームだったっけ??
先週ソニーが新作ゲームを発表する場に居合わせた米Kotakuトティーロ記者。ソニーの人がPS3の新しいオンラインストアと、新たなストア内でのゲーム分類について解説する中、トティーロ記者の目の端にある文字が飛び込んできました。
それは「アダルト」と書かれたカテゴリー名!
新たなPS3ストアは、アメリカでは今月終わりに公開されることになるもので、トティーロ記者が見たものはプレリリース版です。なので一般公開の前にはまだ変更もあるかも知れませんが、トティーロ記者は確かに「アダルト」そしてそのとなりにカテゴリー内のゲーム数を表す「1」という数字を見たのです。
一体どんなエッチなゲームが入っているのかソニーの人に訊いてみると、なんとクリックしてカテゴリー内を見せてくれました。そこに入っていたのは...
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ポルノでもなんでもなく、美しく、静かで、悲劇的なアドベンチャー、『ワンダと巨像』でした。
このジャンル分けは一体どういうことなんでしょう? ポルノでもないものが「アダルト」カテゴリーに入っているということは、もしかしたら「アダルト」を「成人向け」と解釈してのカテゴリーわけなのでしょうか。確かに「アダルト」を「大人向け」とか「子供だましではない」、「プレイヤーを子供扱いしない」とかいう意味でとれば、『ワンダと巨像』は「アダルト」カテゴリーにしっくり来ます。
他にどんなゲームがこの「アダルト」カテゴリーに入るべきか、米Kotakuでは読者に問いかけています。コメント欄ではこんな作品が名を連ねていました。
『レッド・デッド・リデンプション』...StephenTotilo(トティーロ記者):リアリティー、自由度の高さ、プレイヤーが望んだものが必ず手に入るとはかなわない
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』...Rick_Rogers:大人になって初めてそれぞれの話の繊細さが理解できた。特に執事と息子の話はお気に入り。
『ダークソウル』...AtomyskRex:プレイヤーを大人として扱うゲームだ。
『キャサリン』...Frank Dat...:ゲームをシュミレーションとして見ると、特に「アダルト」ゲームは自己投影シュミレーションとクリティカル・シンキングのエクササイズとして、その後の人生でどんな選択肢があるのかということを人々に知らしめてくれるもの。
『インフェイマス2』...The_Hyphenator:個人の責任、許し、犠牲などをテーマにしているし、狂信やテロリズムなどのテーマはまさに大人向け。
『フォールアウト2』...newK:プレイしたことある人なら同意してくれるはず。
『ザ・ウォーキング・デッド』...johnlow:「大人/アダルト」のように振舞わなければならない作品。「大人」は必要があれば提供するもの、「大人」は大切な人々を見守るもの、「大人」は蛇口でありバケツではないもの。この作品はこれまでゲームや自分の人生の中でしてきた決断の中でも最も難しい選択を迫るもの。その決断をしなければすべてを失うことになる。また、作品の中では親として子供に何を伝え、何を伝えないのかも決断することになる。自分がどんな親になるのか見える気がする。これは本当の「アダルト」ゲームだ。
Kotaku Japan読者のみなさんが「アダルト」だと思うゲームはどんな作品でしょうか? ツイッターやコメント欄で是非教えてくださいませ。
[via Kotaku]
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