高橋みなみ「たくさんの別れがあった」とAKB48の激動の1年を振り返る

東京ドーム公演や不動のセンター前田敦子の卒業など、さまざまなことが起こった2012年のAKB48を追ったドキュメンタリー『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る？』。この映画の完成披露舞台挨拶が1月21日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、高橋みなみ、大島優子、篠田麻里子、小嶋陽菜、板野友美、峯岸みなみ、北原里英、横山由依と、高橋栄樹監督が登壇した。

2012年は念願だった東京ドーム公演を実現させた年。「映画にもそのシーンが映し出されているが？」という質問に、AKB48総監督の高橋は「今振り返っても夢だったんじゃないかなって思うくらい素晴らしい時間でした」とコメント。AKB48の開始当初からオフィシャルブログのタイトルは「TOKYO DOMEまでの軌跡」だったそうで「そのときはまだ250人（キャパ）の劇場も埋まっていない状況だったので、夢のまた夢みたいなタイトルだったんですけど、7年経ってその場所に立つことができ、自分たちにとって人生の宝だなと思いました」と話した。

前田の卒業後、センターの重圧を背負う大島は、「センターとは、どういう存在？」と尋ねられ、「センターという場所が存在するのではなく、センター自体がすごく動いているように思います。空中に存在していて、（センター用の）スポットライトが当てられた場所がセンターなのかな」と回答。

前田と同じ一期生で、彼女の卒業発表のときに何を感じていたかと聞かれた小嶋は「あっちゃんが喋り出すときに、卒業を発表するんだなって感じて、言わないでほしいってすごく思いました。さいたまスーパーアリーナの客席にいたみなさんも、そういう雰囲気だったと思います」とコメント。またセンターについて「私自身が立つことはあまりないんですけど、センターに立つって本当に緊張するんですよ。見える景色も全然違うし」と語ると、この日センターに立っていた高橋がポジションを交代し、小嶋をセンターに立たせたものの、小嶋は居心地が悪かったようですぐに元に戻ると「（センターに立つと）緊張して喋れなくなっちゃうんですよ。（センターに立ち続けた）あっちゃんって本当にすごい、偉大だって今も思ってます」と感想を述べていた。

また、前田以外にもメンバーが卒業していった2012年について、高橋は「本当にたくさんの別れがあった1年でした。嬉しい卒業もあり、悔しいなと思うこともたくさんありましたが、どんなことが起きても、明日はやっぱり来るので、私たちはその子たちの背中を見送って、ここにいて頑張らなきゃいけないなと思いました」と決意を語っていた。

『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る？』は2月1日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて全国公開となる。

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