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松坂桃李が蜷川幸雄演出のシェイクスピア劇に初めて挑む!

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蜷川幸雄が監修・演出を手がける大人気作「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。その第27弾『ヘンリー四世』が、4月13日(土)、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場にて幕を開ける。そこで皇太子ハル役の松坂桃李に、本作にかける思いを訊いた。

『ヘンリー四世』チケット情報(PC)

2011年に『銀河英雄伝説=第一章 銀河帝国編=』で初舞台を踏んだ松坂。その感想を尋ねると、「舞台は非常に怖いです」と苦笑いを浮かべる。ではなぜ松坂は、再び舞台に立つ決心を固めたのだろうか。「チャンスだと思ったんです。蜷川さんの舞台に立てる機会なんて、そうそうないですから。まだ楽しむということを知らない舞台で、蜷川さんとご一緒することで、何か自分自身変われるんじゃないか。恐怖すら感じるものだからこそ、やり終えた時にまた違った景色が見えるんじゃないかと思ったんです」。

シェイクスピア劇と言えば、歴史に基づいた壮大な物語、朗々と謳い上げるような長ゼリフなど、役者に課せられるものは非常に大きい。「僕にとってはやはり、馴染みのない時代背景や世界観です。だからそこはちゃんと擦り合わせていかないと、稽古場での想像力が乏しくなってしまうんじゃないかなと。あとは独特な言い回しや発声、滑舌など、根本的な問題。シェイクスピアって、セリフの“音で聞かせる”部分も大事になってくると思うので。本番までにしっかりと、自分の体の中に入れていきたいと思います」。

演じるハル王子は、自由奔放な青年時代を過ごしながらも、後に名君と言われたほどの人物。これまでにない役どころに、松坂はいかに挑んでいくのだろうか。「まだまだイメージは固まっていませんが、ポスター撮影をした時に、漠然と役の形や色がぼやーっと見えてきました。わりと僕は、そういうところから役作りをスタートさせることが多くて。ちなみにどんな形や色かは内緒です(笑)」。

今最も注目される若手俳優、松坂。しかし本人は「それは絶対にありません!」と言い切る。とは言え、世間の目が松坂へと向けられていることは逃れられない事実だ。「確かに外的要因のプレッシャーはあります。でもそういうことを感じていたらきりがないですし、そこを気にしていたら稽古場に入る前に折れちゃいます(苦笑)。とにかく今僕が考えるべきことは、蜷川さんや僕のファンの方々の期待を裏切らない作品にすること。そして蜷川さんが今このタイミングで『ヘンリー四世』をやることの意味を、観に来てくれた人に届けたいなと思います」。

公演は4月13日(土)から5月2日(木)まで、彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて。チケットの一般発売は1月19日(土)午前10時より。なお、チケットぴあではインターネット先行を実施中。1月18日(金)23時30分まで受付。

取材・文:野上瑠美子

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