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広末涼子が江口洋介に肉食女子的な発言を?「私のお部屋に来てくれなくて残念…」ドラマスペシャル『野良犬』特別試写会&トークイベント

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 テレビ朝日開局55周年記念番組として、黒澤明ドラマスペシャル『野良犬』が2013年1月19日(土)に放送される。この作品は、黒澤明監督屈指の名画と評される『野良犬』(1949年)を、テレビ界の名匠・鶴橋康夫監督が脚本家・池端俊策とタッグを組んでリメークし、主演に江口洋介を迎え、広末涼子、中村獅童、柄本佑、でんでん、ミムラ、嶋田久作、大杉漣、永瀬正敏ら豪華キャストでお届けする大型ドラマスペシャルとなっている。
 放送を前に14日、六本木・テレビ朝日にて特別試写会&トークイベントが行われ、江口、広末、そして鶴橋監督が登場した。

 江口は、「今回、村上翔一という刑事の役を頂いたのですが、思いっきりやらせていただきました」と挨拶。「黒澤さんの作品を現代に置き換えたリメークではありますが、役名と拳銃を盗まれるという大きな部分以外は、ほとんどオリジナルだなと思えるくらい面白い作品になっています。もの凄く時間をかけ、丁寧に作ってきたので、見たこともないような重厚感、世界観が生まれていると思います」と自信をのぞかせた。
 また、村上の幼なじみであり、ジャズシンガーでもある遊佐アキ役の広末は、「今回はいろいろな意味で、セクシーな役を演じさせていただきました」と笑顔で話し、「『野良犬』は、静かだけど熱い作品という印象があったので、本当に楽しみでした。なので、早々と(歌のシーンのために)ボイストレーニングに行かせていただいた」というエピソードも披露。さらに撮影が進むにあたり「本当に江口さんが格好良く、(中村)獅童さんは嫌な人の役がピッタリで(笑)、自分の兄(遊佐英)役の永瀬さんも、いろいろなものを抱えているんだけれども、その切なさや痛みなども凄く色っぽい、“男の人達の話”で見応えがあり、贅沢感のある作品になったと思います」と述べた。
 そしてこの日、朝から雪が降っていたことに絡め、鶴橋監督が「初雪や 広末涼子の ように降る」と俳句を披露し、会場の笑いを誘った。

 これまで何度か共演経験があった江口と広末だが、今回、広末は「江口さんは、キラキラした少年のようで、スっと立っているような感じでしたが、今回は、渋いな~と思って、あ、大人なんだ(笑)!」とこれまでと違った江口の印象を語り、「芝居だけではなく、撮影の合間ももっと“遊び”がある方だったのに、すごく真面目な会話を沢山されていて、大人になられたんだなぁ~」と述べ、さらに劇中で「江口さんを自分(広末)の部屋に誘うようなシーンの時に、男としてこの場合は…と真面目に監督と男気話をされていて、結果、お部屋に来てくれなくて残念でした」と男性陣をドキドキさせる発言も飛び出した。

 また、記者から同日行われた“成人式”について、コメントを求められると、江口は「僕は当時、仕事をしていて(成人式には)行っていないんですけど、あの時行っておけばよかったなぁ。やっぱり、区切りみたいな、これから1人で立っていかなくてはいけない第一関門みたいなところもあると思いますので、自分でこの先しっかりた立って頑張ってもらいたい!」とエールを送った。
 一方、広末は、「今日は雪で大変ですが、週末は家で『野良犬』をみてもらって(笑)」とドラマをアピールしつつ、「最近ヒーローものでも、中心のレッドが最近面白キャラになってきてますが、このドラマのレッド・江口さんは“the男!”みたいな二枚目をやっているので、こういう男子が増えていけば良いな」と新成人に期待していた。

 『野良犬』は、敗戦の傷跡が生々しく残る終戦直後の東京を舞台に、拳銃を何者かにすられてしまった三船敏郎扮する新人刑事・村上がベテラン刑事・佐藤と共に犯人を追いかける姿を描いた映画作品で、刑事がコンビとなって事件を追う日本初の“バディムービー”として、国内はもとより、スピルバーグをはじめ海外の映画人にも大きな影響を与えた。
 今回のドラマ化では、“刑事が拳銃をすられたところからはじまる追跡サスペンス”というエピソードは原作を踏襲しながらも、時代設定を現代に移し、ストーリーを再構成!宿命に翻弄されながら必死に生きようとする4人の男とひとりの女の姿を描いている。 

 気になるあらすじはというと…。事件はある夏の早朝。城北署の刑事、村上翔一(江口洋介)は強盗事件の張り込み捜査の帰路、バスの車内でホルスターに納めていた拳銃を何者かにすられてしまう。翔一は自らの責任で犯人を捕らえ、拳銃を取り戻そうと決意するが、保身に走る上層部はそんな村上の行動を許さず、ベテラン刑事・佐藤正賢(大杉漣)に極秘捜査を命じた。「事件を表沙汰にするな、5日以内に拳銃を取り戻せ」という無謀な指示を受け、佐藤らは捜査を開始。その後、犯人が柳下銀次(柄本佑)と判明する。銀次は、村上の中学時代の同級生で、昔の友人に拳銃を盗まれたと直感した村上は謹慎処分を無視し、血眼になって銀次を追う。
 だが、銀次は頑なに犯行を否定するばかりか、「会わせたい奴がいる」といって村上をある場所に連れて行く。そこにいたのは、中学時代、番長的な存在だった同級生・重山浩介(中村獅童)。いまや社長となり、裏社会とも通じている重山は村上が拳銃を盗まれたことを知っており、必ず回収してやると約束。そのかわり、村上のかつての親友・遊佐英(永瀬正敏)を捜してほしいと持ちかけてきた。遊佐とは、中学時代、村上と兄弟同様に暮らした仲だったが、“ある事件”を機に町を出て以来、疎遠になっていた。重山によると、遊佐は2年前まで、運転手として重山に仕えていたが、半年前、会社の重要書類を持って姿を消したという。
 手がかりを求めて、村上は、かつて淡い恋心を抱いていた遊佐の妹・アキ(広末涼子)を訪ねる。ジャズシンガーとしてステージに立つアキにまぶしさを感じ、落ち着かない村上。だが、アキも兄の行方は知らないと話す。 そんなとき、恐れていた事件が発生した…。村上の拳銃を使って、暴力団員が射殺されたのだ。その犯人は――なんと遊佐だった!
 はたして銀次、遊佐の人生を翻弄し、そして今、村上のキャリアをも奪い去ろうとしている“因縁の事件”とは…。拳銃を追って遊佐の行方を捜す村上はやがて、めぐりめぐってやってきた運命の皮肉に、がく然とするのだが…!? 

 豪華キャストが集結し、現代に蘇った黒澤明の傑作『野良犬』。1月19日(土)21時からの放送を、ぜひお見逃しなく!


■『テレビ朝日開局55周年記念 黒澤明ドラマスペシャル「野良犬」』
2013年1月19日(土) 21:00~23:21(テレビ朝日系)

【キャスト】
 江口洋介
 広末涼子
 中村獅童
 柄本佑
 でんでん
 ミムラ
 嶋田久作
 大杉漣
 永瀬正敏


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