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あの食べ物の正体は?

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小さいころ、「健康のために」という理由で「肝油」という甘いグミのようなゼリーのような、なぞの食べ物を食べさせられていました。同じように、肝油を食べていた、という人も多くいるでしょう。

さて、この肝油ですが、一体何から作られているかご存じですか? 実は肝油は、エイやサメなどの軟骨魚類の肝臓油なのです。今回はこういった、意外と知らなかったりする食品の正体を紹介します。



●キクラゲ
たまにキクラゲを「海で取れるもの」と思っている人がいるようですが、キクラゲは山で採れるキノコの1種。枯れ木などに生えます。弾力性のある歯ごたえなので、海のクラゲと関係あると思ってしまうのでしょうね。

●ザーサイ
ザーサイは中国の代表的な漬物。中華料理のおつまみや定食の脇に添えられていたりしますね。このザーサイはカラシナという植物の、茎が大きく肥大する変種。野菜だとわかっていても、何から作られている人はあまり多くはないのではないでしょうか?

 ちなみにカラシナは名前の通りカラシの原料となる植物でもあります。

●柚子胡椒
ピリっとした辛みとユズの香りが楽しめる九州名物の柚子胡椒。「胡椒」と名前がついていますが、胡椒から作られているわけではありません。九州の一部では胡椒は青唐辛子のことを指します。つまり、柚を入れた唐辛子のペーストなんですね。

●シラス
静岡などの名物でもある「シラス」ですが、このシラスは何の稚魚なのかご存じですか? 正解は「イワシの稚魚」なんです。たまに「シラス」という種類の魚だと思っている人がいますが、シラスとはイワシやニシンなどの色素のない魚の稚魚の総称のことなので間違いです。

●タピオカ
デザートやタピオカミルクティーなどでおなじみのタピオカ。これはキャッサバという植物の芋の部分から取れるデンプンで作られています。いわば、小さな白玉のようなものですね。

●カニミソ
カニの胴体部分をバカっとあけるとタップリとつまっているカニミソ。ミソと言われているのでカニの脳みそだと思っている人がもしかしたらいるかもしれませんが、実は中腸腺という内臓の1つです。ミソのようなペーストなのでそう呼ばれるようになってとか。

●チャンジャ
韓国料理の珍味の1つである「チャンジャ」。これを食べながらお酒を飲むのが好きな人もけっこういるのではないでしょうか? ではこのチャンジャが一体何かご存じですか? 世界は「タラの胃」なんです。タラの胃を塩漬けにし、コチュジャンなどで味をつけたものがチャンジャなのです。

●カラスミ
ちょっとリッチなパスタなどにからめてあったりする「カラスミ」。これは「ボラ」の卵巣を塩漬けにしたものです。細かな粒状で出されることが多いので、わかりにくいかもしれません。

●コーヒーフレッシュ
コーヒーなどに入れるコーヒーフレッシュ。生クリームの別称だと勘違いしている人がいるかもしれませんが、まったくの別物です。その正体は「植物油」なのです。植物油に水と乳化剤を混ぜたもので、生クリームの代用品です。

「こんなの常識です!」と思う方もいるかもしれませんが、意外と知らない人もいるものです。あなたの身近な人に、これらの食品が何なのか聞いてみてください。正体を知らないという人がけっこういるかも?

(貫井康徳@dcp)

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