「今」は「過去」より、もっと熱い。仕事の流儀には、その人の生き方が現れる…。毎回、さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロが登場するドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』。1月3日(木)新春スペシャルの放送は、「プロフェッショナル」史上初、焼きものの世界を描く。「四百年の伝統を背負い、“今”を焼く 樂家十五代樂吉左衛門」と題しお送り。
樂吉左衛門、63歳。今から四百年以上前の桃山時代、千利休の求めに応じて茶碗を作った長次郎を初代とする、樂家第15代当主だ。「わび」の精神に代表される日本文化の継承者ともいえる存在だが、樂はその伝統に安住しない。ときに前衛芸術を思わせる茶碗は、国内外で話題をさらってきた。
還暦を過ぎた今、樂は新境地に挑んでいる。これまで追求してきた激しさ・力強さと同時に、“静けさ”をも併せ持つ茶碗を作りたいという。
常に樂の念頭にあるのは、利休の深い思想を体現した初代・長次郎の黒樂茶碗だ。美醜を越え一切の虚飾を排したその茶碗に、樂は、宇宙的な広がり、そして“激しさ”を見いだす。樂は、自らを徹底して見つめ、自らを茶碗に刻み、自らの茶碗づくりをどこまでも追求していく先に、きっと長次郎の茶碗が抱えるような究極の地平があると走り続けてきた。
番組では、古都・京都を舞台に、春と秋の2回しか行われない黒樂茶碗作りの、準備から窯焼きに至る日々に完全密着。アクシデントに見舞われながらも挑み続ける9か月におよぶドラマをお届けする。
■『プロフェッショナル 仕事の流儀』
2013年1月3日(木)21:00~21:58(NHK総合テレビ)
樂吉左衛門、63歳。今から四百年以上前の桃山時代、千利休の求めに応じて茶碗を作った長次郎を初代とする、樂家第15代当主だ。「わび」の精神に代表される日本文化の継承者ともいえる存在だが、樂はその伝統に安住しない。ときに前衛芸術を思わせる茶碗は、国内外で話題をさらってきた。
還暦を過ぎた今、樂は新境地に挑んでいる。これまで追求してきた激しさ・力強さと同時に、“静けさ”をも併せ持つ茶碗を作りたいという。
常に樂の念頭にあるのは、利休の深い思想を体現した初代・長次郎の黒樂茶碗だ。美醜を越え一切の虚飾を排したその茶碗に、樂は、宇宙的な広がり、そして“激しさ”を見いだす。樂は、自らを徹底して見つめ、自らを茶碗に刻み、自らの茶碗づくりをどこまでも追求していく先に、きっと長次郎の茶碗が抱えるような究極の地平があると走り続けてきた。
番組では、古都・京都を舞台に、春と秋の2回しか行われない黒樂茶碗作りの、準備から窯焼きに至る日々に完全密着。アクシデントに見舞われながらも挑み続ける9か月におよぶドラマをお届けする。
■『プロフェッショナル 仕事の流儀』
2013年1月3日(木)21:00~21:58(NHK総合テレビ)