竹内結子「今までの自分を捨てるのは大変」曲がり角の32歳CAを熱演！共演の向井理はSキャラ年下上司役『チープ・フライト』来年春放送

　2013年春、日本テレビ系「金曜ロードSHOW！」枠の特別ドラマとして、竹内結子主演『チープ・フライト』が放送されることが決定した。大手航空会社から新設の格安航空会社に出向させられるという転機に困惑するも、仲間との奮闘を経て次第に生き生きと成長していくキャビンアテンダント（以下、CA）・相沢美晴を演じる竹内は「美晴は年齢的にも私と同じ32歳。何かを始めるときに、今まで持っていた常識とか概念を捨てるということがどれだけ大変かということを（演じていて）実感しました。新しく何かを得るために、今あるものを捨てるということは、どこか“賭け”にも似ていて怖いのですが、飛び込んでみて得られるものがあれば、それはいい経験になると思いました」と、自身と役柄を重ねてコメントした。

　大手航空会社のCA・相沢美晴はある日、新しく立ち上げることになったという新会社への出向を命じられる。その会社とは、LCC（ローコストキャリア）である「CHERRY'S航空」、世間では格安航空と言われる会社だった。バックオフィスの低コストぶりに愕然とする美晴を待っていたのは、なんだかテンションの高い星社長（船越英一郎）と年下のムカつく上司である「ローコストの鬼」加茂川（向井理）だった。さらに一緒にフライトすることになるCA候補生たちは、就職浪人のゆとり女子（桐谷美玲）、元看護士の田舎者（加藤あい）、元タクシードライバーのオバちゃん（宮崎美子）といった、年齢不問の素人だらけ！　「こんなメンバーでフライトできるか！」と、大手とLCCのCA業務のあまりのギャップに頭クラクラの美晴と、「CHERRY'S航空」は果たして無事に初フライトを迎えることができるのだろうか!?

　主人公・美晴と対立する、イケメンだがSキャラの年下上司・加茂川を演じるのは俳優・向井理。竹内は「ひどいんですよ、あの方（加茂川）は。ものには言い方ってありますよね。役の上とはいえ、かなり落ち込みましたね（笑）」と、かなり辛辣なセリフもあるという向井との共演シーンを振り返った。また、向井本人の印象について竹内は「向井さんとお話したら、実際はマイルドな人なので良かったです。ただ、向井さんは“いっぱいいっぱいで演じています”と言いながらも、攻撃的なキャラを楽しんでいらっしゃる感じもしました。私に対してワーっと言っているとき目の奥が笑ってるような気がして。絶対楽しんでる！と思いました（笑）」と、その素顔を分析して見せた。

　番組プロデューサーは、竹内の起用理由と既にクランクアップした撮影の手応えについて「“大人の女”のイメージをぶち壊す竹内結子が見たかった。主人公の美晴は32歳厄年の、まさに“転機”を目の前にした女性。人は自分の置かれた状況を“どん底”と思ったとき、新しいことを始めようとしたとき、どうやって前を向いて進んでいくのか。LCCという新事業を舞台にしたこのドラマの中で、主人公と同じ厄年の竹内さんが”春”と“スタート”にふさわしい、既成概念をぶち壊す、愛すべきキャラをつくりあげてくれました」と語った。一方、竹内は「シリアスな作品を1つ前にやっていたこともあり、見ていて楽しく、最後に笑って終わることができるドラマに出たいと思っていたので、今回のお話をいただいて“やった！”と思いました」と笑顔でコメントした。

　今回のドラマは、2012年の流行語大賞トップテン、日経トレンディ2012ヒット商品3位にも選ばれた「LCC」を舞台とした新しいCA物語。日本初のLCCである「ピーチアビエーション」の全面協力を経て、ドラマ史上初めて本物の飛行機内で撮影された。これまで、1983年「スチュワーデス物語」（主演：堀ちえみ）、2000年「やまとなでしこ」（主演：松島菜々子）、2006年「アテンションプリーズ」（主演：上戸彩）、2006年「CAとお呼びっ！」（主演：観月ありさ）と、各時代の働く女性の象徴として描かれて大ヒットを飛ばしてきたCAドラマ。そして2013年、今話題のLCCを舞台に、竹内結子主演による新たなCAドラマが誕生する！

■「金曜ロードSHOW！」特別ドラマ『チープ・フライト』
2013年春放送予定

【出演】竹内結子、向井理、桐谷美玲、宮崎美子、トリンドル玲奈、吉瀬美智子、加藤あい、船越英一郎　ほか