コードネームって何のことかわかりますか? 日本語に訳すと秘匿名称。「暗号名」とも言います。要するに、本体を隠す時に使う代わりの名前です。一番有名なコードネームは007でしょう。007はイギリスのスパイ、ジェームズ・ボンドのコードネームですね。
このコードネームが一番喜々として使われているのがIT業界です。IT業界のコードネームについて調べました。
本来、コードネームというのは周囲、一般に知られないことを目的に使うものです。例えば、次のWindows9を開発している技術者同士が、仲間内でそれを「Blue」と呼んでいたとしましょう。外で誰かに「Blueにはバグがまだ多いね」なんて会話を聞かれても、Blueが何かを知らない人にはその意味がわかりません。
コードネームというのはそのためにあるものです。
ところが、いつのころからかIT業界では「次のOSのコードネームが発表!」みたいなキャッチコピーが躍るようになったのです。本来の意味から外れて、正式版までの仮の名前ぐらいの感じでコードネームが付けられるようになっています。
■スマホ用のAndroid OSは順番にお菓子の名前
スマホに搭載されているAndroid OS(アンドロイド オーエス)はバージョンアップの計画のたびにコードネームが付けられています。A、B、C……と順番にそのアルファベットで始まる単語が選ばれていたのですが、Cからはそれに「お菓子の名前」という縛りが入るようになりました。
まるで大喜利の「古今東西」みたいです(笑)。
●Astro(アストロ) ⇒ Android 1.0
●Bender(ベンダー) ⇒ Android 1.1
●Cupcake(カップケーキ) ⇒ Android 1.5
●Donut(ドーナツ) ⇒ Android 1.6
●Eclair(エクレア) ⇒ Android 2.0/2.1
●Froyo(フローズンヨーグルト) ⇒ Android 2.2.x
●GingerBread(ジンジャーブレッド) ⇒ Android 2.3.x
●Honeycomb(ハニカム=蜂の巣) ⇒ Android 3.x
●Ice Cream Sandwich(アイスクリームサンドウィッチ) ⇒ Android 4.0.x
●Jelly Bean(ジェリービーン) ⇒ Android 4.1.x
■「もうネタぎれだろ」のMacOS
なぜだかマック用OSのコードネームにはネコ科の大型動物の名前が付いています。ライオンまでいった時に「さあこの後どうするのか」と世界中のMacユーザーが思いました。ですので「マウンテン・ライオン」が発表された際には世界中で「ええーっ!」という声が上がったのです。
ちなみに、このマウンテン・ライオンはPuma(ピューマ)のことだそうです(笑)。ピューマは前に使ってる!
●Cheetah(チーター) ⇒ Ver.10.0.
●Puma(ピューマ) ⇒ Ver.10.1.
●Jaguar(ジャガー) ⇒ Ver.10.2.
●Panther(パンサー) ⇒ Ver.10.3.
●Tiger(タイガー・虎) ⇒ Ver.10.4.
●Leopard(レオポルド) ⇒ Ver.10.5.
●SnowLeopard(雪ヒョウ) ⇒ Ver.10.6.
●Lion(ライオン) ⇒ OS X Lion(Ver.10.7.)
●Mountain Lion(マウンテン・ライオン) ⇒ OS X Mountain Lion(Ver.10.8.)
■Windowsのコードネームは代々「地名」でした
もともとコードネームを付けて盛り上がっていたのはマイクロソフト。Windowsのコードネームを紐解いてみると、代々地名が付けられてきました。
ちなみに大ヒットしたWindows95の後に予定されていたWindows96のコードネームはNashville(ナッシュヴィル)でしたが、その後これはインターネットエクスプローラ4.0のコードネームとして転用されました。
カイロまでは分かりやすい地名ですが、XPになったWhistler(ウィスラー)以降は知っている人が少ないのではないでしょうか。Whistlerはカナダにある山の名前です。またLonghorn(ロングホーン)もその近くにある地名です。
Vienna(ヴィエノ)は「ウィーン」(オーストリア)のことです。もともと、Windows7はBlackcomb(ブラックコム)というコードネームでした。これがVienna(ヴィーン)に変わり、最後に製品名Windows7になったのです。
ちなみにBlackcomb(ブラックコム)も地名です。
●Chicago(シカゴ) ⇒ Windows95
●Memphis(メンフィス) ⇒ Windows98
●Georgia(ジョージア) ⇒ WindowsMe
●Cairo(カイロ) ⇒ Windows2000
●Whistler(ウィスラー) ⇒ Windows XP
●Longhorn(ロングホーン) ⇒ WindowsVista
●Vienna(ヴィーン) ⇒ Windows7
●8 ⇒ Windows8
Windows8のコードネームはそのまま「8」。……地名やめたんですかね。
(高橋モータース@dcp)
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このコードネームが一番喜々として使われているのがIT業界です。IT業界のコードネームについて調べました。
本来、コードネームというのは周囲、一般に知られないことを目的に使うものです。例えば、次のWindows9を開発している技術者同士が、仲間内でそれを「Blue」と呼んでいたとしましょう。外で誰かに「Blueにはバグがまだ多いね」なんて会話を聞かれても、Blueが何かを知らない人にはその意味がわかりません。
コードネームというのはそのためにあるものです。
ところが、いつのころからかIT業界では「次のOSのコードネームが発表!」みたいなキャッチコピーが躍るようになったのです。本来の意味から外れて、正式版までの仮の名前ぐらいの感じでコードネームが付けられるようになっています。
■スマホ用のAndroid OSは順番にお菓子の名前
スマホに搭載されているAndroid OS(アンドロイド オーエス)はバージョンアップの計画のたびにコードネームが付けられています。A、B、C……と順番にそのアルファベットで始まる単語が選ばれていたのですが、Cからはそれに「お菓子の名前」という縛りが入るようになりました。
まるで大喜利の「古今東西」みたいです(笑)。
●Astro(アストロ) ⇒ Android 1.0
●Bender(ベンダー) ⇒ Android 1.1
●Cupcake(カップケーキ) ⇒ Android 1.5
●Donut(ドーナツ) ⇒ Android 1.6
●Eclair(エクレア) ⇒ Android 2.0/2.1
●Froyo(フローズンヨーグルト) ⇒ Android 2.2.x
●GingerBread(ジンジャーブレッド) ⇒ Android 2.3.x
●Honeycomb(ハニカム=蜂の巣) ⇒ Android 3.x
●Ice Cream Sandwich(アイスクリームサンドウィッチ) ⇒ Android 4.0.x
●Jelly Bean(ジェリービーン) ⇒ Android 4.1.x
■「もうネタぎれだろ」のMacOS
なぜだかマック用OSのコードネームにはネコ科の大型動物の名前が付いています。ライオンまでいった時に「さあこの後どうするのか」と世界中のMacユーザーが思いました。ですので「マウンテン・ライオン」が発表された際には世界中で「ええーっ!」という声が上がったのです。
ちなみに、このマウンテン・ライオンはPuma(ピューマ)のことだそうです(笑)。ピューマは前に使ってる!
●Cheetah(チーター) ⇒ Ver.10.0.
●Puma(ピューマ) ⇒ Ver.10.1.
●Jaguar(ジャガー) ⇒ Ver.10.2.
●Panther(パンサー) ⇒ Ver.10.3.
●Tiger(タイガー・虎) ⇒ Ver.10.4.
●Leopard(レオポルド) ⇒ Ver.10.5.
●SnowLeopard(雪ヒョウ) ⇒ Ver.10.6.
●Lion(ライオン) ⇒ OS X Lion(Ver.10.7.)
●Mountain Lion(マウンテン・ライオン) ⇒ OS X Mountain Lion(Ver.10.8.)
■Windowsのコードネームは代々「地名」でした
もともとコードネームを付けて盛り上がっていたのはマイクロソフト。Windowsのコードネームを紐解いてみると、代々地名が付けられてきました。
ちなみに大ヒットしたWindows95の後に予定されていたWindows96のコードネームはNashville(ナッシュヴィル)でしたが、その後これはインターネットエクスプローラ4.0のコードネームとして転用されました。
カイロまでは分かりやすい地名ですが、XPになったWhistler(ウィスラー)以降は知っている人が少ないのではないでしょうか。Whistlerはカナダにある山の名前です。またLonghorn(ロングホーン)もその近くにある地名です。
Vienna(ヴィエノ)は「ウィーン」(オーストリア)のことです。もともと、Windows7はBlackcomb(ブラックコム)というコードネームでした。これがVienna(ヴィーン)に変わり、最後に製品名Windows7になったのです。
ちなみにBlackcomb(ブラックコム)も地名です。
●Chicago(シカゴ) ⇒ Windows95
●Memphis(メンフィス) ⇒ Windows98
●Georgia(ジョージア) ⇒ WindowsMe
●Cairo(カイロ) ⇒ Windows2000
●Whistler(ウィスラー) ⇒ Windows XP
●Longhorn(ロングホーン) ⇒ WindowsVista
●Vienna(ヴィーン) ⇒ Windows7
●8 ⇒ Windows8
Windows8のコードネームはそのまま「8」。……地名やめたんですかね。
(高橋モータース@dcp)
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