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109シネマズで「ホビット 思いがけない冒険」IMAX 3D版を観に行ってきた

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 最近、「IMAX」という単語をよく耳にするが、皆さんはご存知だろうか。一言で説明すると、“超すごい映画体験”である。たとえば飛行機にはエコノミークラスとビジネスクラスとファーストラクスというグレードがあるが、IMAXはその中でいうとファーストクラスにあたる映画上映システムなのだ。

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 いったいどれくらいすごいのか、現在公開中の映画「ホビット 思いがけない冒険」がIMAXシアターで上映されていたのでさっそく見に行ってみることにした。

 「ホビット 思いがけない冒険」は、2002年から公開された3部作超大作「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚となる物語だ。主人公となるのは後に「ロード・オブ~」シリーズの主人公・フロドの養父となるビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)で、「ロード・オブ~」シリーズからもガンダルフ(イアン・マッケラン)、ゴラム(アンディ・サーキス)などお馴染みの顔ぶれが登場している。前日譚ということで、「ロード・オブ~」につながるシーンも用意されており、シリーズのファンであれば思わずニヤリとしてしまうだろう。

 しかし、なんといっても本作最大の見どころは、やはりその美麗な映像と音楽・効果音のすごさだ。「ロード・オブ~」シリーズが公開されたときも映像美には驚かされたものだが、「ホビット 思いがけない冒険」のそれは10年前と比べてさらに何段階もレベルアップしている。幻想的な風景の数々に、リアルかつ醜悪なモンスターたち、秀逸なBGMとサウンドが織りなすド迫力の戦闘シーン――間違いなく、映画業界での現時点におけるひとつの到達点といえる。

 という感じで映画もすごいのだが、もっとすごいのがIMAXという上映システムだ。正直、IMAXで見なければ前述したような感想は出てこなかったんじゃないかと思う。

 まず、映像がぜんぜん違う。何でも2台のデジタルプロジェクターを同時に使用したりリアルタイムに映像調節を行なったりしているらしく、画質が非常に鮮明でクリアなのだ。映画はスクリーンが巨大なだけに、ちょっとした粗が見えると現実に引き戻されて萎えてしまうのだが、IMAXにはそれがない。よくもまぁこれだけの高画質を実現したものである。ブルーレイが出たときにDVDとの画質の違いに驚いた人は多いと思うが、それに似た感動がある。

 さらに床から天上、左右の壁までいっぱい広がった大型スクリーンが、通常よりも客席に近い場所に設置されていることもあって、映画の中に入り込んだような、あるいは映画の世界が自分の周りに広がっているような、そんな臨場感・一体感が得られるのだ。“迫ってくるような”とはまさにこのことだろう。特に「ホビット 思いがけない冒険」は3D上映ということもあり、迫力がさらに増している。

 映像だけでなく、サウンドも強烈だ。IMAXでは独立した5つの音声チャンネルを持った専用スピーカーにより、シアター内のどこにいても理想的なサウンドを楽しめるようコントロールされているというが、なるほど、たしかに音の“ムラ”がまったくなく、音声も効果音も最高の状態で耳に届いてくる。「どこに座っても常に最高の状態で鑑賞できる」というのは、映画好きにとってまさに理想の環境といえるだろう。

 年末年始にお正月映画として「ホビット 思いがけない冒険」を観に行こうと考えている人は多いと思うが、その場合は100%映画を楽しむためにもぜひIMAXシアターで堪能してほしい。

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