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アンジェリーナ・ジョリー監督第2作で不屈の米軍パイロットの実話映画化

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 アンジェリーナ・ジョリーが、ボスニア戦争をテーマにした監督デビュー作「In the Land of Blood and Honey(原題)」に続く監督第2作として、第2次世界大戦中に日本軍の捕虜になった米軍パイロットの実話に挑むことが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが報じた。

 「シービスケット」の原作者として知られるローラ・ヒレンブランドのベストセラーノンフィクション「Unbroken: A World War II Story of Survival, Resilience, and Redemption」を、米ユニバーサル・ピクチャーズと米ウォルデン・メディアが映画化するもの。「不屈」を意味するタイトルの原作は2010年に刊行され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで14週間にわたって1位にランクインした。

 主人公のルイス・ザンペリーニは、イタリア系アメリカ人の元米空軍パイロット。入隊する以前、陸上競技5000メートルのアメリカ代表として36年のベルリンオリンピックに参加した経歴を持つ。ザンペリーニは42年、搭乗していたB-24機がオアフ島沖で墜落。11人中生き残った3人でいかだに乗って太平洋上を47日間漂流し、たどり着いたマーシャル諸島で日本軍の捕虜となった。そして45年の終戦まで、捕虜収容所で数々の虐待を受けたという。生還したザンペリーニはその後、キリスト教への信仰を新たにし、95歳の現在に至るまで講演会などで自身の経験を語っている。

 原作に感銘を受けたジョリーは「自ら映画化するために戦ってきた」とコメント。「ルイス(・ザンペリーニ)は真のヒーローであり、監督を務めることができて光栄です」との声明を出した。リチャード・ラグラベネーズが執筆した脚本第1稿を、「レ・ミゼラブル」の脚本家ウィリアム・ニコルソンがリライトする。

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Photo by Jason Kempin/Getty Images

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