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Softbank版iPhone5で、テザリングをWi-Fi、Bluetooth、USB接続で徹底比較した

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去る12月15日。SoftBank版iPhone5でもテザリングが開始されました。前回 [ ure.pia.co.jp/articles/-/11085 ] はテザリングとは何なのか? テザリングを有効にするには? テザリングの価格は? といったポイントをチェックしましたが、今回は実践編として実際にテザリングを設定してみましょう。なお、SoftBank版のiPhoneでの検証となりますが、au版も手順は同じなので、参考としてどうぞ!

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テザリングとはなんぞや? という点はこちらの記事 [ ure.pia.co.jp/articles/-/11085 ] で詳しく解説していますが、iPhone5のを通じてiPadやMac、Windowsパソコン、ゲーム機などでインターネットが利用できるようになる機能です。au版iPhone5は発売当初から実装されていた機能ですが、SoftBank版iPhoneは12月15日より機能が解禁されました。

では実際にテザリングを利用する手順をご紹介していきましょう。

テザリングが有効になっていることを確認

以前の記事 [ ure.pia.co.jp/articles/-/11085 ] で紹介した「テザリングオプション」への申し込みが済んでいて、設定が済んでいる場合。iPhone5の「設定」を開くと「インターネット共有」という項目が追加されていると思われます。


もしこの項目が無い場合は、一度iPhoneの電源をオフにした後、再びiPhoneの電源を入れると表示されるはずです。「インターネット共有」が表示されたらそちらをタップしましょう。



Wi-Fiでテザリング(標準的なテザリング)

「インターネット共有」を「オン」へと切り替えます。この際Bluetoothを無効化していた場合はBluetoothの有効化確認が表示されます。もし後述のBluetoothテザリングを行いたい場合はオンにしておきます。

つづいて「Wi-Fiのパスワード」を確認。これが他の機器からiPhone5へと接続するときに必要なパスワードとなります。タップすると変更できるので、覚えやすいパスワードに変更しておくのも良いかもしれません。


●MacからiPhoneへ接続

Macの場合は右上のWi-Fiマークをクリック。この中に自分のiPhone名が検出されるようになります。なお、この機器名称はiPhoneの「設定」→「一般」→「情報」→「名前」に登録されているものとなるので、そちらを変更すれば自由に変えられますよ。

周囲に自分の名前をバラしたくない場合は変更しておきましょう。ただし日本語だと文字化けする場合があるため注意が必要です。

自分のiPhone名をクリックすると接続用パスワードを求められるので、iPhoneに表示されていた「Wi-Fiのパスワード」を入力。


iPhone側では接続を示す青いインジケーターが表示され、テザリングが開始されます。なお、テザリング中でもiPhone5側は通常通り操作できますよ。またスリープモード中でもテザリングの接続は途切れません。バッテリー節約のためにスリープにしておくと良いかもしれません。



●Windowsの場合

Windowsで接続する場合も同様にタスクトレイのWi-Fiマークをタップ。アクセスポイント一覧から自分のiPhone名を選択して「接続」をクリック。


パスワードを入力していけば接続が確立されます。



■Bluetoothでテザリング(iPadやiPod touchと繋ぐ)

iPadやiPod touchはWi-Fiでのテザリングを利用できますが、Bluetoothを使ってテザリングすることも可能です。この際の手順もご紹介しますね。

Wi-Fiの時と同様にiPhone側で「インターネット共有」を「オン」にしておきます。続いてiPhone、iPadのBluetoothをそれぞれ「オン」へ。iPadの画面に自分のiPhoneの名前が検出されるので、そちらをタップします。


iPadにペアリング要求が表示されるので「ペアリング」をタップ。


iPhone側も同様に「ペアリング」をタップします。


iPad側に「接続されました」と表示され、画面左上にもテザリング接続を示すアイコンが表示されます。これでWi-FiモデルのiPadでもiPhoneを介してインターネットを楽しめるようになります。


■USB接続でテザリング(MacやWindowsパソコンと繋ぐ)

パソコンとテザリングを行なう場合、Lightningケーブルが手元にあるなら、USB接続でもテザリングが利用可能です。iPhoneを充電しながらテザリングできるので、iPhoneのバッテリーを気にしなくても良いのが利点です。


こちらもiPhone側で「インターネット共有」を「オン」へと切り替えます。その後、Lightningケーブルでパソコンと接続するだけでOK。パソコン側でiPhoneが通信機器として検出・認識され、インターネットが利用できるようになります。


なお、Windowsパソコンの場合は、初回接続時にはドライバーのインストールが行われるので、しばらく待ちましょう。また、iTunesがインストールされている必要があります。



■それぞれの接続でのメリット・デメリット

Wi-Fi、Bluetooth、USB接続。3つの方法でテザリングを利用できますが、ここでそれぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。


●Wi-Fi接続のメリット/デメリット


まずWi-Fiですが、利用できる機器が多いのが特徴です。PCやiPadのみならず、3DSやPS Vitaなどのゲーム機でも接続できます。もっとも手軽な接続方法かもしれません。通信速度も高速ですが、iPhone側のバッテリーの減りが速いというデメリットがあります。


●Bluetooth接続のメリット/デメリット

Bluetooth接続は消費電力が少ないのが特徴です。しかし、通信速度が遅いというのが欠点。画像が多いWebサイトを表示したり、動画や音楽をダウンロードするような用途には不向きです。以下、iPadでWi-FiとBluetoothでそれぞれ接続した場合の速度計測結果となります。

Wi-Fiテザリングだとダウンロード速度は平均で6.19Mbpsなのに対し、Bluetoothテザリングでは337kbps。実に20倍もの差が出てしまっています。

●USB接続のメリット/デメリット

USB接続ではBluetoothのような転送ロスも無ければ、Wi-Fi接続のような激しいバッテリー消費もありません。むしろ充電しながらテザリングできるため、安心して長時間テザリングできます。ただし、その分接続しているPC側のバッテリーを多く消費するのと、まだまだ貴重なLightningケーブルを常に持ち歩いている必要がある点にご注意ください。


どれも一長一短ですが、手軽さではやはり機器を選ばず繋がるWi-Fiでのテザリングが便利。ただし3G/LTE接続しながら、Wi-Fiも繋げるためiPhoneのバッテリーはグングン減っていきます。もしテザリングを楽しむのであれば、モバイルバッテリーを携帯しておくことをオススメします(結局モバイルバッテリーと接続するためのLightningケーブルが必要となりますが……)。



■テザリング利用時の落とし穴と言われる7GB制限。果たして間に合うのか?

テザリングは非常に便利なサービスですが、前回も触れた通り転送量制限があります。SoftBank、au共に1ヶ月に7GBを超えると転送速度制限として請求月末まで128Kbpsへと転送速度が大幅に低下します。ではこの7GBがどの程度なのか? というと……。

・ニュースサイトを1ページ見る→1MB程度。
・アルバム1枚をiTunesでダウンロード→40MB~50MB程度。
・YouTubeのHD動画を30分見る→200MB程度。


くらいです。7GBは7,000MBとなるので、毎日常時インターネットに接続して動画を見る……なんて、よほどヘヴィな使い方をしなければ十分まかなえる量であると思われます。

なお、制限はこれだけではありません。7GB制限の他にも両キャリアとも「3日制限」というクセモノも居ます。こちらは「直近3日間の通信量が1GB以上」の場合、翌1日間、通信制限がかかるという規制です。

・iPhone5 料金プラン|料金・割引(au)
・ご利用の際に制御することがあるコンテンツやサービスについて(ソフトバンクモバイル)

auでは混雑状況に応じて制限速度は変化。SoftBankでは制限速度についての記述はありませんが、「当日6時から翌6時」と制限される時間帯が明記されています。おそらく両キャリアとも混雑する時間帯に規制が行われるようです。

おいおい、規制ばっかじゃないか! と不安になってきますが……。実際に1日、MacBookと共にテザリングで、Webページを見つつ、オンラインに画像やデータを保存しつつ、といったクラウド連携を主とした仕事をしてみました。その間どのくらい消費したか……というと。

丸一日ノマドワークして200MBほど。7GB/月制限にも引っかからなければ、1GB/3日制限も余裕で範囲内。僕の使い方だと、トータル予測しても1ヵ月に6GB程度の通信となるようです。


ちなみにこのアプリは、「通信量チェッカー」。起動しておくだけで、7GBを上限としてあとどのくらい通信できるか? を視覚的に確認できます。SoftBank、au両対応で締め日の設定もできますよ。現在の使用量からのアドバイスも表示されますよ。


通信量チェッカー
InnoX Co.,Ltd.
価格: 0円
posted with sticky on 2012.12.17

さて、以上でテザリングに関しての設定や注意点解説は終わりとなります。接続自体はかなり簡単ですよね。ちょっと複雑な制限もありますが、人によっては神がかったサービスであるかもしれないテザリング。

上手くパケット量をコントロールできれば、これほど便利な機能は無いので、「通信量チェッカー」を利用しつつ、効率良く運用してみてくださいね。データ量の多い動画サイトにだけ気をつければ大丈夫! ……なはず!

こちらのレポートもどうぞ!
【iPhone5】今知らないと12,600円損! SoftBank版開始直前“テザリング”準備ガイド [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/11085 ]
これで安心! iPhone5でGoogleマップを使うための神技まとめ [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/9616 ]
iPhone5ケースはもう手に入れた? おすすめケース大特集! [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/9405 ]


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