香川照之「ヤスヤスの実が欲しい」と新たに悪魔の実を作る!? 篠原涼子はモドモドの実で若さが欲しいと懇願

　3年ぶりとなる人気アニメ「ONE PIECE」シリーズ劇場版最新作「ONE PIECE FILM Z」。本作に、麦わらの一味と死闘を繰り広げる“NEO海軍”のゲスト声優として篠原涼子と香川照之が参加。芝居とは違う声優独特の難しさや超人気作の声優として参加したことについて話しを聞いた。

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　主人公ルフィ率いる麦わらの一味と死闘を繰り広げる元海軍将校・ゼット率いる"NEO海軍"の美人部下アインに篠原、同じくNEO海軍幹部で忍者風の男・ビンズ役に香川が声優として参加する本作。

　篠原は「声優をずっとやってみたいと思っていて、機会を狙っていたのですが、なかなかそのオファーが来なくて…（笑）。声優のお仕事はできないのかなって思っていたときに『ONE PIECE 』のお話をいただいたので、驚いちゃいました（笑）」と語る。

　一方、香川は「6，7月に子供と舞台に立っていたのですが、その舞台で鼓を打たれていた方が『ONE PIECE』について熱く語られていて、それを聞いた息子が読みたいと。"それじゃあ、読もうか"と息子と2人で話していた時にオファーが来たので、"本当に"驚いた記憶があります」と2人ともベストタイミングでオファーが来たらしい。また、香川は「木村拓哉さんとかからも『ONE PIECE』のことを熱く語られていましたから（笑）」と明かす。

　篠原は本作が声優初挑戦。女優として演技することとは違う、声優独特の難しさなどは感じたのだろうか。

　「私の場合、『“篠原さん”としてやってください』と言われたので、（役を）作るというより自分らしく演じたほうがいいのかと思って、作ったりはしませんでした」と語る。だが、やはり初挑戦ということで難しい点もあったという。「アニメは声の張り方などが違うので、『感情をもっと表に出したほうがいいよ』と演出家の方に教えていただきました。今まで出したことのない声を出しましたよ（笑）」。

　篠原と香川が演じるキャラクターは、共に悪魔の実の能力者。能力者となる条件としてカナヅチになってしまう悪魔の実だが、もし悪魔の実の能力を手に入れることができたら、2人はどんな能力が欲しいのだろうか。

　「モドモドの実です！」と自身が演じるアインの能力が欲しいと即答の篠原。「戻りたいというか若返りたいですよね。年齢を（笑）。若さには勝てないですから」と、とても2児の母とは思えないプロポーションの持ち主である篠原でも、若返りは魅力的だそうだ。

　「ヤスヤスの実という、休んで暮らせる実が欲しい」と原作にはない（？）、新たな悪魔の実を挙げた香川。だが「何の能力だって話ですよね、（ヤスヤスの実の）能力ない（笑）」と声を上げて笑う。

　年齢問わず、大人にも子供にも大人気のアニメとなる本作。香川の小学校3年生となる息子は、「毎日キャラクターの研究して、ゴムゴムの実の能力を持つルフィを作っていますよ。紙と輪ゴムでね」と今では大の「ONE PIECE」好きであると明かす。しかし、そんな息子に「今年のサンタさんへのお願いはゴムゴムの実にする」と言われて困っているという。「ちょっと待てと（笑）。ゴムゴムの実を食べるとね、泳げなくなるからダメでしょ」と一生懸命諭したらしい。

　反対に篠原の4歳の息子は純粋に「『すごーい！』と言ってくれて、興奮してましたよ」と笑みを見せた。（取材・文・写真：鈴木沙織）

　篠原、香川がゲスト声優として出演する「ONE PIECE FILM Z」は大ヒット公開中！

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