「21世紀はチャイナの時代」と言われるほど驚異的な経済成長をみせている中国。日本最大の中国情報サイトRecord Chinaの代表取締役社長・主筆、八牧浩行(やまきひろゆき)の著書「中国危機 チャイナリスクに備えよ」が話題となっている。
悩めるビジネスマンよ、成功したければビジネス書より官能小説を読め
GNPで日本を追い抜き、やがて米国をも凌駕する勢いの中国だが、大都市にはビルが林立し、活気に満ちている一方で、格差拡大や共産党幹部の汚職腐敗、道徳観の低下など多くの“ひずみ”が噴出。大気・水質汚染、食品安全問題、交通事故、労働災害、格差、物価高、就職難など負の遺産も半端ではない。二桁成長が続いた経済も、賃金上昇、公共投資偏重など構造的な壁に直面している。
本書「中国危機 チャイナリスクに備えよ」では、経済、軍事面で急拡大する不気味な大国の光と影をえぐり出し、政治、経済、社会、外交、軍事など多岐にわたり真の姿に迫る。また、“日本人”として、日本の“企業”として、日本の“国家”として、<チャイナリスク>を抑え、<チャイナチャンス>に変えていく処方箋も提示されている。
1972年の日中国交正常化時10億ドルだった日中間の貿易額は現在340倍に増え、互いに重要な経済・貿易のパートナーとなり、中国は日本にとって最大の輸出市場となっている。そんな中で勃発した尖閣諸島問題。日本製品不買運動が広がるとともに、日本国内からは中国人旅行客の姿が消えた。
日本の観光産業だけでなく、中国の日系企業で働く約1,000万人の労働者にも影響が及んでいる尖閣諸島問題についても、真相と解決策を様々な角度から追求。新たに発掘した事実や解決に向けた秘策も随所に散りばめられている。未知の習近平新体制と日中関係の今後のゆくえを読み解くヒントも満載だ。
日本のマスコミが絶対に伝えない「異形の大国」の真実をメリハリの利いた筆致で描写。反中派、親中派双方にとって一読に値する書と言える。
八牧浩行著「中国危機 チャイナリスクに備えよ」は絶賛発売中
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