「裏切りのサーカス」続編企画が始動

　ゲイリー・オールドマン主演「裏切りのサーカス」（2011）の続編企画が進行中であることを、前作のプロデューサーであるエリック・フェルナーが明かした。

　作家ジョン・ル・カレによるスマイリー3部作の第1弾を映画化した「裏切りのサーカス」は、トーマス・アルフレッドソンが監督、ピーター・ストローハンが脚色を手がけたスパイスリラー。ある策略により英国諜報部“サーカス”を去ることになった老スパイのスマイリー（オールドマン）が、組織に潜入しているソ連の二重スパイを捜し出す任務を与えられ、容疑者を洗い出すうち意外な裏切り者が浮かび上がる。

　オールドマンのほか、コリン・ファース、マーク・ストロング、トム・ハーディ、ジョン・ハート、ベネディクト・カンバーバッチといった演技派が顔をそろえ、第84回アカデミー賞で主演男優賞、脚色賞、作曲賞にノミネート。また、英国アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞をはじめ11部門にノミネートされた。

　今年2月、オールドマンがインタビューで原作第3弾「スマイリーと仲間たち」が映画化される可能性を示唆していたが、このほどフェレナーが続編を準備中であることを認めた。米Colliderによれば、同じく前作のプロデューサーであるティム・ビーバンを中心に、アルフレッドソン監督やストローハンと話し合いを進めているという。

【作品情報】
・裏切りのサーカス

【関連記事】
・ゲイリー・オールドマンのお気に入り映画5本は名作ずらり
・「裏切りのサーカス」、銀座・新宿とも満席続出
・ゲイリー・オールドマン、実在のシリアルキラー描く新作に出演

Jack English (C) 2010 StudioCanal SA