青春時代、プリクラに親しんで過ごしてきた26〜35歳のアラサー男女。彼らは“プリクラ世代”と呼ばれることもあり、自分らしさや個性を意識する傾向が強いのだとか。また、写真慣れしている彼らにとって、写真は“イベントごと”に欠かせないツールでもあります。写真を撮りながらみんなでワイワイとコミュニケーションを楽しみたい――そんなプリクラ世代にぴったりの写真館『GRATZ』がこの冬、六本木にオープンしました。
GRATZがコンセプトに掲げるのは「映画のワンシーンのように」記念写真を撮ること。人生の節目の記念を撮り重ね、写真1枚1枚が物語となるようにとの願いが込められています。婚約や結婚、そのほか記念日など……スペシャルな日を、オリジナリティのある写真で記録したい人、衣装やメーク、シーンにまでこだわって、ハッピーな日にふさわしい特別感あふれる写真を撮りたい人向けの写真館です。実際に筆者が撮影体験してきた様子をレポートします。
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庭園、チャペル……全9ヵ所で撮影できる
六本木駅から歩いて5分ほどのところにあるGRATZ。6階の受付に到着すると、海外の洗練されたカフェを思わせる、木のやわらかな雰囲気がステキなスペースに通されます。通常はここで撮影日前に、事前打ち合わせとして、プランやヘアメーク、衣装、撮影するスタジオに関するカウンセリングを受けます。同時に、どんな色のドレスが似合うかなど、カラーコーディネートの観点からもアドバイスを受けられます。※体験取材のため、今回はカウンセリングと撮影を同日に行っています。
早速7階にあるスタジオの見学をすることに。GRATZには5つのスタジオがあります。まずは、自然光がたっぷりと降り注ぐ、ヨーロッパの庭園を連想させる「サニースポット」。白いドレスが美しく映えそう。本格的なチャペルを再現した「グレイスフルクラウン」もステキです。両親や友達が数人揃えば、結婚式の最中のような1枚が撮れるでしょう。
まったく趣を異にする「スウィートラビリンス」は迷宮に入り込んだかのような、ポップでキュートな空間になっています。シックな「ドラマティックタイム」では、時をテーマにしており、大きな時計が目を引きます。コンクリート打ちっぱなしのクールな壁が印象的な「シアターゼロ」には、尾形光琳の「風神雷神図」が！ 屏風風レプリカをライセンス取得により設置しているそう。
このほか、それぞれのスタジオの隣にある部屋や通路など、さらに4ヵ所の撮影スポットがあり、さまざまなイメージを体現するカットを残せるのが楽しい。
衣装はすべて無料！豊富な衣装から好きなものを選ぼう
スタジオ見学後は衣装選びに移ります。白いドレス、カラードレスが部屋いっぱいに置かれた広い空間は圧巻。ちなみに衣装や小物はすべて無料で、何着きてもOK。衣装チェンジの際の追加料金もかかりません。ドレスを着た経験がないため、どんなものを選ぼうかか悩んでしまいますが、打ち合わせのカラーコーディネートを含め、スタッフが親身になって相談にのってくれるので安心です。
「白いドレスはシンプルなもので、極力飾りのないもの希望です。可愛過ぎるのは苦手なので…」という筆者のリクエストに対し、スッキリしたデザインのドレスを集めたコーナーへ、スタッフが連れて行ってくれます。そこで気になるものを2点チョイス。さらにカラードレスも選びました。「白いドレスとは思いっきりイメージの変わるものを」とお願いすると、オレンジとブルーのゴージャスなドレスをお勧めされ、結果的にブルーを選択。
このタイミングで、サイズを確かめてはいるものの、きちんと着られるかどうか、試着コーナーでチェックします。厚手の服だけ脱いでドレスをまとってみて、ついにドレス決定！ 続いてヘアメイクと着替えを開始します。
一番キレイに見えるポージング、表情で撮ってくれる
GRATZでは衣装選び、ヘアメイク、撮影にいたるまでトータルにコーディネート。ひとりひとりのお客様をトータルでサポートしてくれるので、コミュニケーションも図りやすく、要望なども伝えやすいのが嬉しいところ。
プロの手で丁寧にメイクを施される自分の顔を鏡で見ていると、気持ちが高まっていきます。ハッピーな日を表現するかのように、ピンクをベースとしたメイクにしてもらいました。ヘアはカーラーで巻いてボリューミーに。普段は飾り気のないショートヘアのため、「私じゃないみたい……！」と自分でもびっくりしてしまうほど。
メイクを終えてから最初にカラードレスを着ることにしました。キュッと締め上げることで、いつもよりも断然スタイルアップして見えて嬉しい！ 初めは「スウィートラビリンス」での撮影です。写真を撮られ慣れていない私に、スタッフが丁寧にポージングのアドバイスをしてくれます。「かわいい！」「今のいいですね！」とアゲてくれたり、撮れた写真を適宜見せてくれたりするので、緊張もほぐれてだんだん楽しくなってきます。
次は「ドラマティックタイム」での撮影。こちらでもポージング指導を受け、ウエストラインがキレイに現れた奇跡の1枚を撮ってもらうことに成功。
ここで白いドレスに着替えて「グレイスフルクラウン」と「シアターゼロ」での撮影に。ジュエリーやヘアアクセもすべて着け替え、ベールまで着けてもらいます。スタッフがベールをふわりと浮かせてくれた瞬間を押さえた、カッコかわいい写真が完成しました。非常にワクワクする撮影でした。
大事な写真だから持ち歩きたい……を叶えます
3週間後、撮った写真が手元に到着します。結婚記念に撮影したい人向けの「ブライダルプラン」はA～Eプランまで用意されています。公式サイトに書かれている費用は衣装、着付け、ヘアメイク、アクセサリー・小物、撮影、商品すべてが含まれたもの。さらに太っ腹なことに、本人を含む家族や友達6名までの衣装・ヘアメイクも、プラン料金に含まれている点が素晴らしい。
お勧めのプランは138,000円（税込）のBプランで、20P／30カットのアルバムが1冊、マガジンが1冊、ジャーナルが5部、アルバムCDデータがついてきます。選りすぐりのカットをおさめたアルバム、雑誌のような薄い冊子として気軽に持ち歩けるマガジン、ハレの日をハッピーに伝える新聞紙のようなジャーナルというように、見てさわってさらに大事な人に渡して楽しめるセットとなっています。
一生に一度の記念日を、スペシャルな空間で、「ほかにはない写真」に残してはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・GRATZホームページ
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