テリー・ギリアム監督新作SFが無事にクランクアップ

　テリー・ギリアム監督の新作SF映画「The Zero Theorem（原題）」が、約2カ月にわたったルーマニアのブカレストでの撮影をこのほど無事に終えた。12月8日、ギリアム監督が自身のfacebookで報告した。

　ギリアム監督は「撮影は終わった！　完了だ！　ロンドンに戻って今度は編集室で再構築する。バイバイ、ブカレスト」と、写真とともにfacebookページに投稿した。

　パット・ルーシンが脚本を手がけた「The Zero Theorem」の舞台は、“マネージメント”と呼ばれる影の存在の目となる監視カメラが設置された、ジョージ・オーウェル風の企業社会。ギリアム監督の傑作「未来世紀ブラジル」を思わせる設定だ。

　クリストフ・ワルツが、人生の意味を探し求めるコンピューターの天才役で主演。ほか、ティルダ・スウィントン、マット・デイモン、ベン・ウィショー、デビッド・シューリス、メラニー・ティエリーら豪華キャストが脇を固める。

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写真：アフロ