宮崎あおい「アニメだけど実写のような作品」大ヒット作「おおかみこどもの雨と雪」ブルーレイ＆DVD発売決定

　映画「おおかみこどもの雨と雪」のブルーレイ＆DVDが2013年2月20日に発売されることが決定。本作のオーディオコメンタリー収録が7日、東京都内で行われ、出演した宮崎あおい、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門と細田守監督が取材に応じた。

「おおかみこどもの雨と雪」オーディオコメンタリー収録フォトギャラリー

　「おおかみこどもの雨と雪」は、観客動員数341万人、興行収入41億円を超える大ヒットを記録したアニメーション映画。主人公・花が出会い、好きになった青年はおおかみおとこだった。やがて授かった二人の子ども・雪と雨と共に幸せな日々が続くかと思われたが、ある日唐突におおかみおとこの命が奪われ、花と子どもたちが取り残されてしまう。一人の女性が恋愛し、結婚、出産、子育てを通じて自立していく姿を13年に渡って描き、親として、あるいは子としてどう生きるのか。誰もが直面するリアルなテーマを丁寧に表現している。

　今回の収録は、2013年2月20日に発売されるブルーレイ＆DVDに先駆けて行われたもので、セルブルーレイ、セルDVDともに観ることができる。収録を終えたばかりの宮崎は、「何度観ても、鳥肌が立ったり、感情が揺さぶられるシーンがあって、すばらしい映画に携わることができたと思ってます」と話した。

　少女から母親になり、親としての生き方を模索する主人公の花を演じた宮崎だが、演じるにあたって「無理にお母さんっぽくならないように気をつけました」という。「（子役の）二人を前にすると自然と優しさや厳しさが（自分の中で）出てきたので、あまり頭で考えずに自然に演じた」とアフレコ当時を振り返った。

　そして、同作が大ヒットした要因を聞かれた細田監督は、「観てくださった方が、ご自身の家族や大事な人を思い浮かべて観てくれたんじゃないかなと思います。多くの人の人生に寄り添うような作品を作ることができて良かったと思ってます」と自己批評。

　宮崎も「アニメーションなんですけど、実写のような作品。現実にはない『おおかみこども』を描いているけれども、『人生の選択』を描いているので、かけ離れた物語だと感じないと思います」とPRした。

　ブルーレイ＆DVD「おおかみこどもの雨と雪」は2013年2月20日から発売。

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