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ネットフリックスがディズニー作品の配給権を獲得

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 動画ストリーミングサービスの米最大手ネットフリックスが、アメリカでウォルト・ディズニー作品の独占契約を結んだと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

 2016年からの3年契約で、ピクサー、マーベルを含むディズニーの新作を劇場公開の8カ月後から独占配信できるようになる。また、「ポカホンタス」や「アリス・イン・ワンダーランド」といった旧作に関しても非独占契約を締結し、すでにネットフリックスで配信されている。

 ネットフリックスのチーフ・コンテント・オフィサーを務めるテッド・サランドス氏は、今回の契約について「インターネットテレビにとって大躍進だ」とコメントしている。市場はこのニュースに好感を抱き、ネットフリックス株は14%アップの1株85ドル65セントとなった。逆に15年までディズニー作品の独占契約を握る有料チャンネルStarzにとっては大きな傷手で、こちらの株価は5%ダウンしている。

 ディズニーが、契約相手として既存の有料チャンネルではなく、インターネットサービスのネットフリックスを選んだことは、同社がテレビに匹敵する役割を担い始めたことを意味する。すでにドリームワークス・アニメーション、リラティビティメディアの映画作品の独占放送契約も締結しており、パラマウント、ライオンズゲート、MGMの作品に関しても、米有料チャンネルのEpixとの契約を通じて非独占配給契約を持っている。

 ただし、ワーナー・ブラザース、20世紀フォックス、ユニバーサルは、現在、米有料チャンネルのHBOと独占契約を結んでいる関係から、これらのスタジオの新作は配信できていない。勢いに乗るネットフリックスだが、HBOがタイムワーナー傘下であることを考慮すると、これらのスタジオの作品を獲得するのは容易ではなさそうだ。

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