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C・ノーラン監督、故ヒース・レジャーにバットマン役をオファーしていた

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 「バットマン」3部作を完結させたクリストファー・ノーラン監督が11月下旬、米ニューヨーク「フィルムソサエティ・オブ・リンカーンセンター」のトークイベントに登場し、シリーズを振り返った。

 そのなかで、シリーズ第2作「ダークナイト」(2008)でジョーカーを演じた故ヒース・レジャーさんに関するエピソードを明かしたが、実は第1作「バットマン ビギンズ」(05)に着手する際、主役のバットマン/ブルース・ウェイン役をレジャーさんにオファーしたことがあったという。

 当時、レジャーさんはそのオファーを「スーパーヒーロー映画に出るつもりは毛頭ない」とすぐさま断ったそうだが、ノーラン監督が考えるには、その後完成した「バットマン ビギンズ」を見てレジャーさんの気持ちに変化が生じたようだ。

 そしてそこからは、むしろレジャーさんのほうからジョーカー役獲得に向けて積極的に働きかけてきたという。また、ノーラン監督はジョーカーの役づくりにあたって、レジャーさんにアンソニー・バージェスの小説「時計じかけのオレンジ」やフランシス・ベーコンの画集を参照することを薦めたそうだ。

 ちなみにノーラン監督は、「バットマン」3部作を監督するにあたって最も影響を受けた映画として、リチャード・ドナー監督の「スーパーマン」(78)と「007」シリーズ、なかでも「007/私を愛したスパイ」(77)を挙げている。

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Photo by Gregg DeGuire/WireImage

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