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電気代を分単位で見られる「フレッツ・ミルエネ」を導入して変化した、3つのこと

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NTT東日本が今年の1月から提供をスタートした電力見える化サービス「フレッツ・ミルエネ」。自宅の電気使用量(電気代)を、Webブラウザでほぼリアルタイムでチェックできるサービスですが、「細かく電気代が分かるとどう変わる」かはイメージしづらいのではないでしょうか。実際に使用した結果、どんな変化があったかをリポートします。
今回私が申し込んだのは最安プランで専用端末無しの「シンプルパック60A」。平成24年6月から、経済産業省のHEMS導入事業補助対象となるプラン「フレッツ・ミルエネお手軽パック(補助金対象)」の一つで、補助金適用により初期費用のうち自己負担額が21000円から1000円となります。月々のランニングコストは210円(税込)です。プロバイダは問いませんが、フレッツ光への契約が条件となっています。とはいえ、フレッツ光のシェアは断トツでトップのため、知らぬ間にフレッツ光ユーザーだった、という方も多いはずかと。

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週末にWeb経由で申し込み後、翌週の月曜日にNTTから電話が着信。申し込みにあたっての確認事項と工事日に設定について、その電話でオペレーターさんに回答し、その週末に工事を依頼しました。取り付け工事は1時間弱で終了。

分電盤に取り付ける「分電盤計測器」と、自宅のWi-Fiルーターに接続する「無線親機」の取り付けと初期設定は、工事担当の方へお任せしました。専用端末は機能制限版のAndroidタブレットとのことだったため、既にスマホやタブレットを持っていれば不要です。また、PCだけでも「フレッツ・ミルエネ」は問題なく利用できます。

設定が完了すると、すぐさま電力使用状況がグラフで表示され始めました。
メイン画面では1時間ごとの消費電力と、その日累積消費電力が表示されます。


他のユーザーとの消費電力の比較もできる!

「本日の消費電力量」画面で1分ごとの消費電力がグラフ化されます。1時間ごとの電気料金もこちらで分かります。


「消費電力詳細」画面には、前日との比較グラフ。ボタンで切り替えると、当月の1日ごとの消費電力、および1カ月ごとの消費電力グラフが見られます。


「比較・ランキング」画面では「全体」および「地域(都道府県)別」「間取り別」「家族構成別」での自宅の消費電力と、他のユーザーとの消費電力を比較したグラフと順位が分かります。間取り等の情報は「設定」>「ユーザー情報設定」から設定したものを元にしています。



さて、そんなわけで、人生で初めて消費電力と電気代が、いつでもどこでもリアルタイムで分かる生活を1ヵ月ほど体験しました。特別に節電を意識したわけでもなく、「ああ、1日の電気代はこんなものなのだなぁ」といった感想が正直なところです。でも今までブラックボックスだったことが分かるようになると、ちょっとですが意識が変わったと感じる部分もありました。その変化とは、次の3点。

「ミルエネ」を使って変わった、電気使用に対する意識

・本当に電気代のかかる家電が分かる
従来は、家電を買うときに「最新機種は10年前の機種に比べて消費電力が数分の1に」といううたい文句程度でしか、消費電力量を気にすることがなかったのですが、「フレッツ・ミルエネ」のグラフがグンと上がるのを目の当たりにすると、「これを使うと、このくらいの電気代」ということが、かなり詳細に分かります。

1人暮らし、2人暮らしであれば、多くの家電を一度に使うことも少ないため、家全体の消費電力グラフだけでも、家電ごとの電気代は意外と分かってしまうのです。すると、消費電力の大きいと言われている家電(エアコンや電子レンジ)以外にも、電気を使うものがあることが分かってきます。また、単純な電気代だけの比較ではなく、費用対効果も明らかになります。例えばエアコンも「この電気代で部屋全体が暖まるなら、納得できる」と思えるようになってきました。

・節電の戦略が立てられる
グラフを見ていると「人が活動していなくても、一定の電気代はかかる」のが分かります。また、先ほどの話にもあったように、家電ごとの電気代も分かりますから、「節電で節約するのなら、どこを抑えればいいか」といった戦略が立てられるようになります。活動していない時間の電気代を抑制するほうがいいのか、それとも、大きな電力を使う家電を最新型に変えたほうがいいのか、それが分かると、「まず照明をLEDに代えるべきか」「冷蔵庫を省エネ型に代えるべきか」「ドライヤーは最新型に変えても電気代はあまり変わらないから使用時間を抑えるべきか」といった節電・節約の効果を高める方法に、プライオリティを付けられます。お金があれば、ぜんぶやればいいんでしょうが、そこは順番というものがありますからね。

・電力プランを比較したくなる
電力プランの変更は、アンペア数の変更だけではありません。例えば東京電力ならば、標準的な「従量電灯」のほかに「おトクなナイト8・10」「ピークシフトプラン」「電化上手」「深夜電力」「スマイル・クッキング割引」と種類があります。このうち、「おトクなナイト8・10」と「ピークシフトプラン」は、電気温水器などを使っていなくとも選択でき、夜間電力が割安になるプランです(ただし、日中の電気代は割高になります)。

今までは時間ごとの電気代を知る方法がほとんどなかったため、プランを変更して電気代を節約できるかどうか事前には分かりませんでした。でも、「フレッツ・ミルエネ」を使えば、電気料金メニューの変更が凶と出るか吉と出るか、変更前に分かります。

生活スタイル面ではまだ大きな変化は感じられていませんが、携帯電話の普及で多くの人が感じたように「慣れてしまうと、なかったときの生活が思い出せない」なんて感覚になるのではないかと思います。恐らく、ガスや水道の使用量がリアルタイムで分かるようになるのも、案外すぐなのかもしれませんね。

ガラッと変わる未来ではなく、ジワジワとくる未来を体感したい方は、ぜひ「フレッツ・ミルエネ」をおすすめします。

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