「美女採集」で話題の清川あさみが手掛けた映画「つやのよる」刺繍ポスター、ついに解禁

　「テルマエ・ロマエ」の阿部寛と「世界の中心で、愛をさけぶ」「パレード」など、数多くの大ヒット作で知られる“恋愛映画のマエストロ”行定勲監督が初タッグを組んだ映画「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」。来年1月26日公開となる本作のポスターを、今話題のアーティスト・清川あさみが手掛け、このたびそのビジュアルが解禁となった。

阿部寛主演「つやのよる」に豪華女優陣が出演、小泉今日子と荻野目慶子の大喧嘩シーンも公開

　直木賞作家・井上荒野氏の同名小説を映画化した本作は、艶（つや）という性に奔放に生きた謎の女性と、艶を取り巻く男女の様々な愛の形が描かれた、男女の関係性を深く濃厚に描いた作品。複数のストーリーが交錯していく群像劇の装いとなっており、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ、といった豪華女優陣が共演することも話題を呼んでいる。

　そんな本作ポスターを手掛けた清川は、写真に刺繍を施すという独自の手法でアートディレクションから造形作品の制作までを手掛けるアーティスト。2004年には、ベストデビュタント賞受賞、2010年にはVOCA展入賞に加え、AKB48のメンバーを撮った「AKB48×美女採集」（2010年、講談社）を発売しメディアから注目を浴び、 2011年には全館規模で個展を開く作家としては最年少で水戸芸術館での全館規模の個展を開催、2012年には表参道ヒルズにて「清川あさみ｜美女採集」を開催し最多動員数を記録したことが話題を集めた、今注目のアーティストの一人だ。

　映画のアートディレクションを担当するのは初めてという清川いわく、本ポスターの製作期間は、準備期間を含めて約5ヵ月と割と長めだったそうだ。刺繍に使う素材も映画の内容に沿って大人っぽく品のある素材をセレクトし、ポスターそのものに直接刺繍を施す清川独自の手法を用いてつやっぽさを表現。清川からは次のようなコメントが届いている。

　「行定監督はもちろん、素晴らしい女優陣と俳優の皆様が参加される事、そしてそれが“大人の恋愛の物語”という私が一番興味のあるコンセプトだったので、やりがいがありそうだと思いました。様々なうずまく恋愛模様の中、箱を用いた撮影方法で、個々、迷いながら孤独感を持ちながら、それぞれ強く生きて行く前向きな姿を表現してみました。皆さん素晴らしい演技力の持ち主なので、撮影はとてもやりやすかったです」。

　「つやのよる」は、2013年1月26日（土）全国ロードショー

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