「最強のふたり」ハリウッド・リメイク版で、コリン・ファースとクリス・タッカーがタッグか？

　フランス映画の中で「アメリ」（01）を抜き、世界で一番観られたフランス映画となった2011年の「最強のふたり」。次のアカデミー賞でも賞レースに絡むのではないかと囁かれている本作のハリウッド・リメイク版で、頸髄損傷で体が不自由な富豪に「英国王のスピーチ」（10）のコリン・ファースの出演が噂される中、その介護人として雇われた貧困層の移民の若者役に、コメディ役者のクリス・タッカーが配役されるかもしれない。

「最強のふたり」エリック・トレダノ監督に単独インタビュー、“最強のふたり”は1組だけじゃなかった!?

　この作品、口コミで評判が広がり、日本でも49スクリーンという小規模公開のスタートながら公開館を増し、興収13億円を突破する異例のヒットを記録しており、また、アカデミー賞外国語映画賞のフランス代表にも決定していて、ノミネートも期待されている。

　タッカーはBlackfilm.comのインタビューで、オリジナル作を気に入り、すでにプロデューサーたちと話し合いをしていると言及。好きな作品なので、出られることを望んでいると明言している。

　ファースの方はかねてより出演交渉に入っているとの話なので、これが実現するとイギリスの名俳優とアメリカの名コメディアンによる「最強のふたり」が製作されることになる。楽しみに待ちたい映画になることは間違いない。（後藤ゆかり）

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