「007　スカイフォール」にアカデミー賞獲得の可能性？ボンド映画初の快挙なるか

　ボンド映画といえば娯楽作品でオスカーとは縁遠い作品であったが、50周年記念で製作された「007　スカイフォール」（12月1日公開）で初めてアカデミー賞獲得の可能性が出てきたとDeadline.comが伝えている。

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　「007 スカイフォール」は製作通算23作目にあたるが、シリーズ誕生から50年の間、ひたすらアカデミー賞で冷遇され続けてきた。これまでの7度ノミネートの内容は、ほとんどが音楽部門であり、受賞は「007／ゴールドフィンガー」（64）の音響効果賞と、「007／サンダーボール作戦」（65）の特殊視覚効果賞のみだった。

　しかし「007　スカイフォール」は批評家の評価が非常に高いこともあり、念願の作品賞ノミネート獲得の可能性が浮上してきたという。また本作にはには、シリーズ史上かつてないほどのアカデミー賞関係者スタッフが参加しており、メガホンをとったサム・メンデス監督（「アメリカン・ビューティー」（99）で受賞）をはじめとして、、脚本家のジョン・ローガン（ノミネート3回）、撮影監督のロジャー・ディーキンス（ノミネート9回）、作曲家トーマス・ニューマン（ノミネート10回）など、アカデミー賞好みであることも追い風になっている。

　また、俳優部門においても、アカデミー賞の常連、ハビエル・バルデムの助演男優賞とジュディ・デンチの助演女優賞のノミネートの可能性が噂されている。50周年を飾る「007」祭りになるか、今年のアカデミー賞は注目だ。（後藤ゆかり）

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