伊藤英明『悪の教典』、ローマ映画祭のオープニング上映で4分半の拍手喝采

俳優の伊藤英明、水野絵梨奈、三池崇史監督が現地時間の9日、イタリア･ローマで開催中の第7回ローマ国際映画祭に招かれ、映画『悪の教典』のオープニング上映に出席した。

3人は公式記者会見、オープニングセレモニーおよび公式プレミア上映に出席。

現地の計31媒体もの取材を受け、ファンの声援に応えながら全長55mのレッドカーペットに登場した。

メイン会場のシノポリホールは約1,000人の観客が埋め尽くし、上映後には4分半にもおよぶスタンディングオベーションが起こるほどの盛況ぶりを見せた。

この反応に主演の伊藤英明は「とにかく映画祭は楽しかったです。

言葉も文化も違う国の映画なのに、みんなが楽しんでくれて自分もうれしいです」と刺激的な経験となった様子。

また、三池崇史監督は「(技術の進歩によって)この1･2年、自分がやっていて本当に楽しいと思えることができるようになり、映画の世界に生きているよろこびを感じられるようになりました」と語り、「本当に心のこもった拍手をいただくことができたので、ローマに来てよかったなと思います」と初めて訪れたローマを振り返っていた。

ローマ国際映画祭は17日まで開催され、授賞式は17日(日本時間18日)に行われる。

いかなる賞であっても受賞すれば日本初となるため、結果に注目が集まっている。


原作は、累計発行部数100万部を突破した貴志祐介の同名ミステリー小説。

有能で周囲から絶大な人気を得る高校教師･蓮実聖司(伊藤英明)。

その評判とは反面、実は反社会性人格障害(サイコパス)で、生徒、同僚などを大惨殺事件へと巻き込んでいく。

日本公開初日の10日、20代から30代の男女を中心に、幅広い年齢層を動員している。

客層が類似している『告白』(2010年:興行収入38.5億円)にも近い反応であることから、興行収入20億円突破が見込まれているという。

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