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写真家・植田正治が好んだフルーツケーキ!瀬戸康史がナビゲート!!

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 仕事や子育てに追われているからこそ"ひと息つける自分の時間"を大切にしたい。そんな現代の"グレーテル"のために、毎回スイーツの不思議な物語をお届けしている『グレーテルのかまど』(NHK Eテレ)。11月10日(土)は「写真家・植田正治のフルーツケーキ」と題してお届け!

 「UEDA‐CHO(植田調)」と呼ばれる独特の作風で、海外でも高く評価される、写真家・植田正治(1913-2000)。
 福山雅治のCDジャケットや写真の師匠としても知られ、モノクロの洗練されたアートとして、近年、若い世代にもファンが多い。「なんかないか?甘いものないか?」が口癖だったという植田。

 愛妻・紀枝の手によるスイーツが大好物だった。中でも、とりわけ好んだのが「フルーツケーキ」。オーブンなど無かった時代、工夫して七輪で焼いたスポンジに、バタークリームを塗り、缶詰のミカンや黄桃などを盛り付けて寒天のシロップをかけて仕上げた、いわゆる昭和の「フルーツケーキ」。見た目にも美しいこのケーキは、植田をことのほか喜ばせた。そのレシピを記した手帳が今も遺族によって大切に保管されている。

 「好きなものしか撮らない」という植田。鳥取県境港で生涯暮らし、砂丘を舞台に家族を被写体にした斬新な構図の作品を数多く生み出した。

 砂丘で撮影した紀枝の肖像は、植田の代表作でもある。22歳と19歳で結婚した二人。紀枝が先立つまでのおよそ50年、お互いを支え合い、深い愛情で結ばれていた。そんな植田家の「フルーツケーキ」を通して、世界的写真家の素顔と愛妻の人生をひもとく。

【ナビゲーター:15代ヘンゼル役】瀬戸康史
【ナレーション:かまどの声】キムラ緑子

■『グレーテルのかまど』
2012年11月10日(土)22:00~22:24(NHK Eテレ)


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