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「009 RE:CYBORG」の脚本は「押井さんへのラブレター」神山健治監督が明かす押井守への思い

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 石ノ森章太郎の代表作にしてSFヒーローアクションの最高峰「サイボーグ009」が、3Dアニメーション「009 RE:CYBORG」として生まれ変わった。監督・脚本は「攻殻機動隊」シリーズや「東のエデン」で名を馳せた神山健治。未完のまま終わった原作を元にオリジナルのストーリーを生み出し、現代のヒーロー像に迫った監督のインタビューが「TV Bros.」11/7発売号(東京ニュース通信社刊)に掲載されている。

島村ジョー役・宮野真守にインタビュー

 物語の舞台は2013年。高層ビルを狙った同時多発爆破事件が世界各地で発生し、島村ジョーら9人のサイボーグ戦士たちは“姿なき敵”に立ち向かうことになる。「僕は『攻殻機動隊 S.A.C.』からいままで、必ず“正義とは何か”ということを考えてきた。なぜかというと、やはり子ども時代からの刷り込み、石ノ森先生の影響が大きいと思うんです」と語る神山監督。原作の「地下帝国“ヨミ”編」にオマージュを捧げたというラストには、その“理想のヒーロー像”が詰め込まれているそうだ。「009は自己犠牲を厭わないヒーローたちで、それこそが石ノ森的ヒーロー像だと思うんです。今の時代は、自分さえよければOKで、問題を背負い込みたくない人たちばかり。そういう考えをいかに正当化するかが、今の人たちの正義になっているような気がする」。

 実は本作、当初は押井守が監督を務め、神山は脚本だけを担当する予定だった。その名残なのか、物語やディテールには押井的な要素がちりばめられている。「押井色が強いといわれるのは、僕的には本望ですね。というのもこれ、押井さんのために書いた脚本ですから。製作委員会の方にも押井度が強すぎるんじゃないかとか、もっと薄くしたほうが企画は通りやすいとか、いろいろ言われたけれど、これは僕が押井さんへのラブレターのつもりで書いた脚本。押井的なるものを薄めることはしなかった。そこは譲れなかったんですよ」と明かした神山監督。ほかにも、押井との監督交代の経緯や企画当初のキャラ設定など裏話が満載なので、要チェックだ。

「TV Bros.」11/7発売号では他に、テレビブロスが番組化!『TV Bros.がTVになったよ。』現場リポート、『映画スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」特集、007TV放送吹替DVD発売記念「あなたの知らない吹替の世界」、「コーラ、ワイン化計画」、マックス・ツンドラインタビューなども掲載。

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