【福田雄一/モデルプレス=7月6日】山田孝之主演のドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京系)や、最近では堤真一主演のドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系)などを手掛け、今最も勢いのある福田雄一監督。福田監督は14日に人気漫画を実写化した映画「銀魂」(小栗旬主演)の公開を控える。今回モデルプレスでは、福田監督とは10年以上の付き合いがあり、小栗演じる銀時らに立ちはだかる最強の敵・鬼兵隊頭領の高杉晋助役を務めたKinKi Kidsの堂本剛にフォーカスし、オファーの経緯から撮影裏話までを福田監督にたっぷりとインタビュー。ここでは、「攘夷志士の中で最も過激で最も危険な男」と呼ばれる高杉役に堂本が決定するまでの“感動秘話”をお届けする。
【さらに写真を見る】「銀魂」が話題すぎる
◆福田監督、堂本剛が高杉役に決まるまでを語る
― 今回モデルプレスでは高杉役の堂本剛さんのお話を伺いたい、というところで。
福田:ほうほうほう、なるほど。一番深いところですね。
― 最初、堂本さんが高杉役として発表された時はそう来たか!という感じで、実際映画を見てもすごく役柄にハマっていらっしゃいました。最初から堂本さんを抜擢したかったということだったんですよね。
福田:そうですね。
―堂本さんに“悪役をさせたい”と事務所に行って直談判までされたとか。
福田:そこまでにはね、結構な時間があるんですよ(笑)
― 結構な時間ですか?お聞かせください。
福田:一番最初から剛にしたいという希望はあったんですけど。ハードルが高い話ではあったので、松橋(真三)プロデューサーと相談して一旦別の方向で考えていたんです。
いろいろと他の役者さんの候補がある中で、高杉が最後の最後まで決まらなかったんですよね。どんどん期日が迫っていく中で、困ったな…っていう空気の中、僕の中では日に日にガッツポーズ(笑)
◆福田監督、いよいよオファー 堂本剛との長年の絆が“信頼”へ
― (笑) そこでいよいよ堂本剛さん側にオファーということですね。
福田:やっぱり剛を口説くための有利な点として、付き合いが長いというのは本人ともあるんですけど、事務所さんとも同時に付き合いが長くなるわけじゃないですか。知り合った当時に現場マネージャーだった人が偉くなってるわけですよ。
― それはかなり有利ですね。
福田:でも関係は変わらないですから。相手が偉くなっても気軽に電話できる関係だったりもするんです。今回も直接電話で“どうしても剛くんにやってほしい映画があるんだけれども”という話をして。
そしたら「事務所に来て福田さんのビジョンを訴えかけみたらどうでしょう?」と言ってくださったんで、松橋さんと2人でジャニーズ事務所まで行きました。
―その時にどんな感じでビジョンを訴えたんでしょうか?
福田:今も話したことをはっきりと覚えているんですけど
「19歳から僕は堂本剛くんを見てきて、一緒にバラエティやったり一緒にドラマをやったりして、剛くんが芸能活動をどういうふうな形で進めてきたのか全て見届けている中、今この役を絶対にやるべきだという役が高杉なんです。この先のキャリアを考えた時にも堂本剛にとって絶対に素晴らしい役になるし、やるべきだと僕個人の考えとして思います」という話を会議室で熱く語った。
すると映画担当の方は「福田さんが言うならそうなんでしょうね。ずっと剛を見守ってくださってる福田さんが言ってくれるんであれば、そういうことなんだと思います」と開口一番に言ってくれて。
― …!(記者感涙)
福田:そう言ってくれたから。
これは多分いけるのではないのかなっていう感じだったんですよね。
―福田さんと堂本さん、事務所さんとの長い関係性がここへ来て存分に活かされたキャスティングだったのですね…!
次回の更新では、堂本本人に福田監督がコンタクト。そのとき堂本や家族の反応は…?また、家族が堂本に課した高杉の役作りとは…?7日配信。
■映画『銀魂』(2017年7月14日公開)
脚本/監督:福田雄一
出演:小栗旬 菅田将暉 橋本環奈 柳楽優弥 新井浩文 吉沢亮 早見あかり ムロツヨシ 長澤まさみ 岡田将生 佐藤二朗 菜々緒 安田顕 中村勘九郎 堂本剛
原作:「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
【ストーリー】
銀髪天然パーマのぐうたら侍、でも仲間を護るためにはキリッと光る“万事屋銀ちゃん”こと坂田銀時とその周りで起こる大騒動。そして、不可解に絡み合う謎の事件…。
幕末の江戸、鎖国を解放したのは黒船――ではなく、エイリアンと宇宙船だった!今や地球人と宇宙からやってきた天人(あまんと)が共に暮らす、将軍おひざ元の江戸・かぶき町。
ここで、なんでも屋「万事屋(よろずや)」を営む銀時は、従業員の新八や居候の怪力美少女・神楽といつものようにダラダラした午後を過ごしていた。だが、ぼんやり見ていたTV番組のニュースで、カブトムシ狩りで一攫千金できると知り…、てんやわんやの大騒動で幕が開く!
ある日、万事屋に仕事依頼が舞い込む。江戸で暗躍する攘夷志士の桂が謎の辻斬りの凶刃に倒れ行方不明になったというのだ。その影にうごめくのは、「人斬り似蔵」の異名を持つ浪人・岡田似蔵。そしてかつて銀時と共に攘夷志士として救国のため戦った高杉晋助。
捕らわれた仲間を救出するため、この世界を護るため――満身創痍の銀時はひとり、走り出す。江戸の空に浮かぶ戦艦で、一世一代の大バトルが始まろうとしていた――!
◆福田雄一プロフィール
1968年7月12日生まれ、栃木県出身。1990年に旗揚げした劇団「ブラボーカンパニー」座長。放送作家としても活躍し、「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「いきなり!黄金伝説」「堂本剛の正直しんどい」「ピカルの定理」など数々の有名バラエティ番組を手がけてきた。
バラエティなどで培ってきた独自の笑いのセンスでその後映画やドラマも手がける。テレビドラマの代表作に「33分探偵」(フジテレビ・2008年)、「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京)、「ニーチェ先生」(読売テレビ・2016年)、「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ・2017年)など。
映画では鈴木亮平主演「HK 変態仮面」シリーズ(2013、2016年)、2017年には「銀魂」のほか、「斉木楠雄のΨ難」の公開を控える、今最も勢いのある監督。
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◆福田監督、堂本剛が高杉役に決まるまでを語る
― 今回モデルプレスでは高杉役の堂本剛さんのお話を伺いたい、というところで。
福田:ほうほうほう、なるほど。一番深いところですね。
― 最初、堂本さんが高杉役として発表された時はそう来たか!という感じで、実際映画を見てもすごく役柄にハマっていらっしゃいました。最初から堂本さんを抜擢したかったということだったんですよね。
福田:そうですね。
―堂本さんに“悪役をさせたい”と事務所に行って直談判までされたとか。
福田:そこまでにはね、結構な時間があるんですよ(笑)
― 結構な時間ですか?お聞かせください。
福田:一番最初から剛にしたいという希望はあったんですけど。ハードルが高い話ではあったので、松橋(真三)プロデューサーと相談して一旦別の方向で考えていたんです。
いろいろと他の役者さんの候補がある中で、高杉が最後の最後まで決まらなかったんですよね。どんどん期日が迫っていく中で、困ったな…っていう空気の中、僕の中では日に日にガッツポーズ(笑)
◆福田監督、いよいよオファー 堂本剛との長年の絆が“信頼”へ
― (笑) そこでいよいよ堂本剛さん側にオファーということですね。
福田:やっぱり剛を口説くための有利な点として、付き合いが長いというのは本人ともあるんですけど、事務所さんとも同時に付き合いが長くなるわけじゃないですか。知り合った当時に現場マネージャーだった人が偉くなってるわけですよ。
― それはかなり有利ですね。
福田:でも関係は変わらないですから。相手が偉くなっても気軽に電話できる関係だったりもするんです。今回も直接電話で“どうしても剛くんにやってほしい映画があるんだけれども”という話をして。
そしたら「事務所に来て福田さんのビジョンを訴えかけみたらどうでしょう?」と言ってくださったんで、松橋さんと2人でジャニーズ事務所まで行きました。
―その時にどんな感じでビジョンを訴えたんでしょうか?
福田:今も話したことをはっきりと覚えているんですけど
「19歳から僕は堂本剛くんを見てきて、一緒にバラエティやったり一緒にドラマをやったりして、剛くんが芸能活動をどういうふうな形で進めてきたのか全て見届けている中、今この役を絶対にやるべきだという役が高杉なんです。この先のキャリアを考えた時にも堂本剛にとって絶対に素晴らしい役になるし、やるべきだと僕個人の考えとして思います」という話を会議室で熱く語った。
すると映画担当の方は「福田さんが言うならそうなんでしょうね。ずっと剛を見守ってくださってる福田さんが言ってくれるんであれば、そういうことなんだと思います」と開口一番に言ってくれて。
― …!(記者感涙)
福田:そう言ってくれたから。
これは多分いけるのではないのかなっていう感じだったんですよね。
―福田さんと堂本さん、事務所さんとの長い関係性がここへ来て存分に活かされたキャスティングだったのですね…!
次回の更新では、堂本本人に福田監督がコンタクト。そのとき堂本や家族の反応は…?また、家族が堂本に課した高杉の役作りとは…?7日配信。
■映画『銀魂』(2017年7月14日公開)
脚本/監督:福田雄一
出演:小栗旬 菅田将暉 橋本環奈 柳楽優弥 新井浩文 吉沢亮 早見あかり ムロツヨシ 長澤まさみ 岡田将生 佐藤二朗 菜々緒 安田顕 中村勘九郎 堂本剛
原作:「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
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銀髪天然パーマのぐうたら侍、でも仲間を護るためにはキリッと光る“万事屋銀ちゃん”こと坂田銀時とその周りで起こる大騒動。そして、不可解に絡み合う謎の事件…。
幕末の江戸、鎖国を解放したのは黒船――ではなく、エイリアンと宇宙船だった!今や地球人と宇宙からやってきた天人(あまんと)が共に暮らす、将軍おひざ元の江戸・かぶき町。
ここで、なんでも屋「万事屋(よろずや)」を営む銀時は、従業員の新八や居候の怪力美少女・神楽といつものようにダラダラした午後を過ごしていた。だが、ぼんやり見ていたTV番組のニュースで、カブトムシ狩りで一攫千金できると知り…、てんやわんやの大騒動で幕が開く!
ある日、万事屋に仕事依頼が舞い込む。江戸で暗躍する攘夷志士の桂が謎の辻斬りの凶刃に倒れ行方不明になったというのだ。その影にうごめくのは、「人斬り似蔵」の異名を持つ浪人・岡田似蔵。そしてかつて銀時と共に攘夷志士として救国のため戦った高杉晋助。
捕らわれた仲間を救出するため、この世界を護るため――満身創痍の銀時はひとり、走り出す。江戸の空に浮かぶ戦艦で、一世一代の大バトルが始まろうとしていた――!
◆福田雄一プロフィール
1968年7月12日生まれ、栃木県出身。1990年に旗揚げした劇団「ブラボーカンパニー」座長。放送作家としても活躍し、「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「いきなり!黄金伝説」「堂本剛の正直しんどい」「ピカルの定理」など数々の有名バラエティ番組を手がけてきた。
バラエティなどで培ってきた独自の笑いのセンスでその後映画やドラマも手がける。テレビドラマの代表作に「33分探偵」(フジテレビ・2008年)、「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京)、「ニーチェ先生」(読売テレビ・2016年)、「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ・2017年)など。
映画では鈴木亮平主演「HK 変態仮面」シリーズ(2013、2016年)、2017年には「銀魂」のほか、「斉木楠雄のΨ難」の公開を控える、今最も勢いのある監督。
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