「人のバンドのメンバーはもうやめた」、ジョニー・マーがソロ・デビュー・アルバムを来年リリース！

スミスから始まり、ザ・ザ、モデスト・マウス、クリブスなど世代を跨いで様々なバンドに参加して来たカリスマ・ギタリスト、ジョニー・マーがキャリア初となるソロ・デビュー・アルバムを来年リリースする。「人のバンドのメンバーでいるのはもうやめた」とのこと、まさに満を持してのリリースである。

「ソロ・デビューを飾るにはあまりにも遅いかもしれないけど、今後誰かのバンドのメンバーになりたいとはもう思わないんだ。これまでだったらバンドのフロントマンとして矢面に立つことに腰が引けてたかもしれないし、幸い優れたシンガー／フロントマンのいるバンドで活動して来れたから自分がやる必要がなかったんだけど、でもこれからは僕のバンドで活動してゆく。僕のバンドでフロントマンはギターも弾かなきゃならない。だから僕が両方をやるのさ」と今後の姿勢を語っている。もちろん誰もが熱望するスミスの再結成もあっさり否定。

これまであらゆるアーティストのラブコールを受け、フットワークも軽くそれらに応えて来たジョニー。派手なギター・ソロを弾くタイプではなく、むしろ流麗なコードワークやアルペジオで独創的かつ歌心溢れるスタイルでバンド・サウンドを支えてきたが、これからは自分の歌のためにギターを弾く、ということなのだろう。30年近いキャリアながらも、ついにアーティストとして重要な転換期を迎えたのかもしれない。アルバムとそれに伴うライブ活動に期待したい。

Photo：(C) DAVE BENETT / Globe Photos / Zeta Image

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